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創立125周年記念

母校の京都大学が創立125周年を迎えるにあたり
医学部では多目的施設の建設と学生会館の設備改修のための寄附を募っています。

今回の多目的施設には卓球場としての利用も含まれており、
卒業生というだけではなく、後輩達のクラブ活動のために寄附をしました。

入学時は木造のボロボロの卓球場で練習しました。
元々は教室?のような場所で2部屋に卓球台がおいてありました。
運動施設ではなかったので後ろも横も兎に角狭いという印象でした。

練習前に早く集まったものが掃除をするのですが、
古い木造で埃も出やすく、床は軋んでいて真っ平らではありませんでした。

3回生の頃に取り壊しが決まり、構内の別の場所に新しい卓球場が作られました。
少なくとも5,6台が余裕をもって配置でき、入り口近くにはソファーや机をおいて寛げるスペースも持てました。

その卓球場も京都大学医学部構内全体の再開発でなくなり、
今回は体育館のような大きな施設が出来るようです。

実は卒業した頃にあった古い建物は全てリニューアルされており、
病院も医学部も当時の面影はなくなりました。
かの任天堂の創業家の山内氏からの70億円寄附による建物や
ノーベル賞受賞の山中教授のiPS研究施設もあります。
多分最後に訪れたのは20年くらい前ですが、すでに知らない施設が沢山ありました。

今でも印象深いのは産婦人科研究棟です。
卓球部のマネージャーの時にOBへの寄附周りでたびたび行きました。
実は産婦人科の教授は代々卓球部出身者が多くいます。
現在も1年後輩が教授で、一緒に練習した仲間です。

研究棟は他の建物よりも新しくて、
鉄筋コンクリート造りで何とエレベーターがありました。
それも蛇腹状の格子扉を自分で開け閉めして乗るタイプで、
階を示す時計の針のようなものが各階にありました。
古い映画の世界のようです。

因みに階段は今の規格よりもはるかに幅広く、
大理石かもしれませんが足元は石造りでした。

実は今回寄附を取りまとめていた耳鼻咽喉科教室から
入金の依頼の連絡があったのです。
結果、事務局の手違いで既に寄附は終えていました。

これも何かの縁でしょうが、
責任者をなさっていた当時の耳鼻咽喉科教授も卓球部の2つ上の先輩でした。
凄く強い先輩が揃った学年で
近畿大会では度々団体優勝したり、先生もダブルスで優勝されました。
西日本医歯薬大会では広島大学が強かったと思います。

また京大にも行ってみたいと思いますが、
昨今のインバウンド状況では気が引けてしまいます。
6年も住んでいたのに、有名な神社仏閣を巡ることも
京都3大祭も五山送り火もほとんど行っていません。

休日でも卓球場に行くと先輩、後輩の誰かしらに会えました。
少し練習して一緒に晩御飯を食べて、下宿に戻って寝る、という生活でした。

今の学生さん達はどんな生活を送っているのでしょうか。
新しい施設が先輩後輩の良き交流の場となることを期待しています。

院長 小西宏明

2025-05-18 21:23:00

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移転オープン

某ラーメン店が近くに移転したということで行ってきました。

移転後の混雑も緩和されたかなと思い、
夕方の開店時間に間に合うようにしたのですが、
何とすでに店頭には列がありました。
開店後しばらくすると満席になっていました。

塩ラーメンは完売していたので旨味たっぷりと銘打った味噌ラーメンを選びました。
結論としては可もなく不可もなしです。

ラーメンはコーヒーのように個人の好みが大きく分かれて、
他の人と意見が違っても当然だと思っています。

そして更に今までで美味しかったものでも
食した時の年齢や季節、その土地によっても違ってくることも想定内です。
ある意味で「自分の舌でさえも信じられない」という感覚があります。

総じて最近は全ての料理についてあっさり系を好むようになりました。
薄味であることはもちろんですが、
一口目の味わいが口の中に残らないような味付けです。
次の食べ物に影響しないスッキリした、切れの良い感じ。

突然話をワープさせますが、
高血圧患者さんの一部については尿検査から推定一日塩分量を算出していますが、
10gを超える方もおられます。
理想は6gですが、せめて9gは目指したいと考えています。

塩分量が多いということは、
おそらく普段の味付け全部が濃いのではないかと推察出来ます。

飲食店で提供される料理は
毎日毎食に食べるものではないし、
特別感をもって来店することもあるわけで
濃い味付けも特徴になり得ます。

そんなことも考え合わせると
今回のラーメンはニュートラルの良さだと評しました。
特に麺の太さとモチッとした食感は独特でした。

実はラーメンと言えば子どもの頃連れて行ってもらった
中華料理店の「中華ソバ」の体験が忘れられません。

小学生の頃で、ラーメンの味が美味しかったという記憶ではありません。
他のメニューも食べてみたかったなと言う思いです。

何の機会だったか忘れましたが、
複数の家族で来店した際、母と私は中華ソバを注文しました。
他の同級生は中華ランチとか酢豚とか
少なくともおかずとご飯の組み合わせでした。
それが美味しそうに見えたのです。

子ども心にうちはお金がないのかなと思いました。
ラーメンが一番安かったからです。

今考えると、
子どもって親が思いもよらぬことに注目しているのです。
自分のことでありながら、子ども時代は今の自分とは別人かのようです。

因みにそのお店は、母が結婚前に務めていた銀行時代に
友人とランチに来ていたそうです。
おそらくお気に入りの味だったから私にも食べさせたのだと思います。

確かに私も息子が函館に来たときは
自分のお気に入りの店に連れて行っています。
子どもに美味しいものを食べさせたいのは親の思いですから。
でも実は親の味の押しつけかもしれませんが。

ということで、
可もなく不可もなく、
お腹にもたれることもなく、
夕方6時に晩御飯を終えて帰宅しました。

急病センターで睡眠時間が少なかったので
今日は早く就寝します。

院長 小西宏明

2025-05-17 21:20:00

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多忙な一日

本日は久々に多忙な一日でした。
外来や手術以外に昼休みに学校医としての検診に出掛け、
夜は急病センターの当番に行きました。

昨年施行された医師の働き方改革には逆行した状態だったと思います。
それでも以前の大学病院勤務の頃よりは自分の時間があります。

少なくとも体力的には改革の有無にかかわらず
連日8時間以上の手術に入るような働き方は出来ないなと感じています。

一方で体力に関係なく、好きなことならいくらでもやれます。
そう、今日は朝一番で怪我の急患対応がありました。
診てみると傷も大きくて縫合処置が必要な状態でしたが、
外科医としてはアドレナリンがバンバン出てしまうわけです。

頭を使う内科医と手を使う外科医なんて揶揄されますが、
40年近く外科をやっていると納得させられます。
研修医の頃は「考える前に手を動かせ」なんて指導されました。

まあ総じて忙しくても好きなことであれば何とかなると思っています。
そして忙しさの物差しは若い頃に決まるもので、
今更ながら「鉄は熱いうちに打て」でしょう。

働き方改革に物申すものではありませんが、
厳しいトレーニングがあればこそ、
本番で活きてくるし、いざという時にも動けるのです。

余談ですが、働き方改革の本質は
医師でなければ出来ないこと”以外”の仕事からの解放ではないかと思います。
労働時間の長短ではないと。

だって好きなこと、勉強したいことはアドレナリンをバンバン出してやりたいし、
それはランナーズハイと同じです。

夜中の緊急手術を終えた週末に子どもと遊びに行くと妙に元気が出ます。
緊急手術のあとに子宝に恵まれた友人も沢山いますから。

何だかんだで忙しい一日でした、まる。

院長 小西宏明

2025-05-16 23:59:00

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営み

ビジネスの視点において運営、経営など”営み”に重要なことは「ビジョン」であると説かれています。

我々開業医にとって最も身近な話題はクリニックの経営であり、
昨年の診療報酬改定のダメージの大きさが月を重ねる毎に顕性化して、
ネット上には先生方のぼやきが多数投稿されるようになりました。
特に財務省が国民の健康に関わる事項に深く介入することへの批判があります。

経営という営みに大きな足枷があるのが日本の医療であり、診療報酬制度です。
一方で医療の運営の本質は国民の健康で、
そこにどのようなビジョンを持っているかは常に問うていくべきです。

医療は大きく治療と予防に分けられます。
そして両者の接点を健診と位置づけることが出来ます。
では健診事業における”ビジョン”はどう考えられてきたでしょうか。

第一義的には入り口となるのが受診率の向上でなければなりませんが、
ではその次は?

昨日、医師会健診検査センターの運営委員会があり、
終了後にコアメンバーで話す機会がありました。
そこで出てきたのは二次健診の改善です。

健診はやりっ放しでは病気の発見や治療に結びつきません。
受診したことで満足されては本末転倒と言えます。

通常の健診は1次健診と呼ばれ、
異常なしや経過観察で良い人が大半ですが、
より詳しい検査や医師の診察を受けることが望ましい人がいます。

ここの部分を改善していこうという主旨でした。
健診センターの役割、将来のビジョンには不可欠な要素です。

折角1次健診を受診された、例え会社や家族からの半強制であっても、
その意志が活かされなければ健康増進になりません。
そもそも健診を受診しない最も多い理由は「面倒くさい」です。
行動としても時間としても嫌だということです。

であれば二次健診の場合は受診勧奨から始まって
受診、場合によっては他院への紹介という一連の流れのハードルを低くしていくことが重要です。

健診受診率が3割程度と少なくとも全国ワーストとなっている北海道、
その中でもさらにワーストの函館市の受診率低迷を背景として
二次健診まで引っ張っていくのは至難のわざと言えますが、
これなくしては生活習慣病からの心臓病、脳卒中の予防にはならず、
またもっと低迷するがん検診での癌の発見にはつながりません。

健診センターとして市民の健康という目標に向けた
確固たるビジョンの共有とそれに向けた具体策について
検討していくことにしました。

院長 小西宏明

2025-05-15 21:10:00

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学校医

20年に亘り学校医を務められた先生が今期から退任を希望され、
諸般の事情から当院が引き継ぐことにしました。

最も大きな行事は春の検診です。
今日はその初日でしたが、
他の学校医と同様に外来診療の合間で検診を行わなければなりません。
また原則全校生徒が対象なので、3日に分けて行うことになりました。

因みに眼科や耳鼻科の先生は1日でひとつの学校を終えられるようです。
想像するだにお疲れのことと思われます。

今回から担当するのは小学校ですが、
元々公立学校の中で小学校が最も多く、先生によっては3校を兼務されています。
また勤続年数も10年を超える場合も少なくありません。

少子高齢化とは言われつつも学校数に比して医師数の減少が速いとともに、
学校は簡単に統廃合出来ない事情もあるようです。
保育園や幼稚園に至っては小児科医不足は深刻で
ひとりの先生が5つ以上掛け持ちしても開業医だけではカバー出来ません。

小児の検診は普段の大人と違い
成長という要素に気を配る必要があります。
同じ学年であっても非常に個人差が大きくなります。

確かに外観の差は顕著ですが、
それ以外にも子供達の表情や態度も千差万別と言って良いと思います。
特に検診とは言え、知らない大人と接する時の様子は
病気ではなく子供特有の”差”があります。

大人では少なくとも倫理観や道徳観を含めた常識的な態度が身に付いています。
それに対して子供はまるで真っ白なキャンバスのようで
まだ社会の”色”がついていません。

それ故に学校教育、特に初等教育の大事さを改めて感じました。
この段階できちんとした教育指導がなされていないと
成長のベクトルが有らぬ方向に向いてしまうのだと思います。

久しぶりに子供の聴診をして
大学で小児心臓外科をやっていた頃を思い出しましたが、
もちろん健康児ですから
むしろその元気度に圧倒されました。

院長 小西宏明

2025-05-14 18:31:54

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少子高齢化

言わずもがなで、地方都市では毎年のように少子高齢化が
実感される出来事があります。

函館市は昨年初めて出生数が1000人を切りました。
また数年内に生徒募集を終了する幼稚園もあり、
すでに転校を始めている親御さんもいるそうです。

以前にこのブログでも紹介しましたが、
函館は15歳での人口減少が顕著です。
となれば高校や専門学校、そして大学では生徒確保が死活問題になります。

例えば市内の看護専門学校は昨年、今年と全て定員割れです。
長野県では医師会が運営する看護学校が6校ありますが、
定員の半分にも満たないところが出て、
将来の医療介護を支える人材の危うさから
県に対して公的支援の申し入れがなされました。

函館市医師会の看護専門学校も卒業生の8割以上が
市内の医療機関に就職しています。

こんな風にも言えます。
地方都市の高齢者を支えていく看護師は地産地消であると。

全国をみると古くから地域医療を支えてきた病院が
収支問題とともに看護師が確保出来ないことから
閉院や倒産しています。

函館でも少子化や社会減で看護学校入学者が減少しており、
一方で看護師を必要とする高齢者が増えているのです。

ここで注目すべきは看護学校入学の対象年齢層の転出だろうと思います。
そしてその多くは進学や就職先として函館以外を選択しているということです。

ツラツラと愚考していると
現状の看護専門学校の統廃合は不可避です。
少ない生徒を取り合っていては早晩共倒れしますから。
また4年生の看護大学(看護学部)は転出している学生を呼び戻したり、
逆に近隣から学生を取り込める可能性があります。

昨年の試算では2050年には函館市の人口は15万程度になります。
2070年には8万です。
北海道第3の都市がすでに「消滅可能性自治体」に挙げられています。
しかもその特徴は人口の自然減ではなく社会減が大きいことです。
折角函館で生まれても途中で転出してしまうのです。

看護師の養成はその都市の存続に大きく関わることを認識しなければならないと思います。

院長 小西宏明

2025-05-13 21:54:00

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米、米、米

以前のコロナ感染者数のように
今は米の価格が毎日報道されています。
今日は昨年12月以来初めて19円下がったそうです。

5キロよりも2キロが数倍の売れ行きだとか、
玄米を安く買って自分で精米するとか、
スーパーへの入荷量が少ないため売り場を縮小して、
代わりにホットケーキの粉や麺類を多く並べるとか。

街頭インタビューでは
「米がないと死んじゃう」
「日本人で良かった」などお米大絶賛です。

個人的にはお米はほとんど食べません。
麺類、パンが圧倒的に好みで、
朝食は必ずパンで夕食がサンドイッチなんてこともあります。
ホットケーキ、パンケーキも大好きです。

また若い世代ががむしゃらにお米を食べているか
何となく疑問です。

昔のトイレットペーパー騒動と同様に
品薄心理が消費者や卸業者に”買いだめ”を誘発しているのではないでしょうか。
それを考えると連日の米の価格報道にも問題があると思います。

食は生きるために必須ですが、
同時に人生の楽しみのひとつです。
お米であろうとパンであろうと好きな物を食べられることが
満足度を上げ、幸福感につながります。

今日、季節の果物、河内晩柑が届きました。
早速皮を剥いてお昼にスタッフと頂きましたが、
さすが旬のものは美味です。
みずみずしくて適度な酸味があって、
糖質とは違った満足感が得られました。

これから北海道は良い季節に入ります。
まずは”食”からスタートです。

院長 小西宏明

 

2025-05-12 21:21:00

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早起きは三文の得

早起きの効能はいろいろな方が語られたり、
書籍になったりもしています。
今ならYouTube動画にもなっています。

そんな中で朝4時起きを続けているメリットや理由をまとめた動画を見つけました。
https://www.youtube.com/watch?v=tm49TKLOl1I

因みに私は東京に住んでからは4時起床で
5時過ぎに山手線に乗って約2時間通勤していました。
それ以前、大学の徒歩圏内に自宅があった時は5時起床でした。
今は通勤時間ゼロですが、3時半起床です。

動画の中で語られているように早起きのメリットは皆さんほぼ同じです。
朝一番は頭がニュートラルで仕事が昼間の何倍も捗るのです。

これは脳生理学的にも睡眠の効能とともに説明されており、
昼間の情報や知識を睡眠中に整理して定着させ、
朝には再び次の情報を取り込みやすい状態に戻しているのです。
昼間に資料やノートで散らかった机の上が
夜中の内に整理整頓されて朝には綺麗に真っ新な状態になっているようなものです。

そしてその状態で出来る最も有用なことがあります。

仮に仕事を緊急度と重要度で4つに分類します。
もちろん緊急で重要なことは真っ先にやらなければなりません。
就業中であれば、次にやるべきは重要度は低くても緊急性が高いタスクになります。
実はこれが結構多くて、あっと言う間にお昼、そして夕方になってしまいます。

朝の時間で準備出来るのは
「重要度が高く、とりあえず本日の緊急ではない事項」です。
ある意味では予防とか転ばぬ先の杖となります。
想定外を想定内に出来るとも言えます。

朝一番は兎に角様々なことを考えられますし、
何よりも時間に追われることがありません。
今、日の出は4時半頃で、
ゆっくり外が明るくなるのを見ながら沈思黙考します。

この動画がわかりやすかった理由は
日常の仕事を4つに分類して
朝と昼間の対処方法を理路整然とさせたことだと思います。

組織の中で上になればなるほど
目の前のことだけに忙殺されていてはダメです。
先を見る、誰も考えていないようなことを仮想することも必要です。

今日、2年ぶりにある恩師から連絡がありました。
すでに大学教授を定年退官され民間病院へ異動されていましたが、
まだ複数の大学で客員教授として若手医師の指導には当たられています。
ただ65歳を過ぎると新しい仕事に着手出来る機会は減るなと思いました。

昔は朝の時間に”想定外”を予想して、「備えあれば憂いなし」と考えていましたが、
今は新しいことへの挑戦よりもある意味で”終活”を想定するようになりました。
残り20年でゆっくり着地するためです。

まさに「重要であるが緊急ではない」ことです。

先日乳腺外科で日本を代表する中村清吾先生がお亡くなりになりました。
聖路加国際病院で乳腺センターを立ち上げ、
その後昭和大学教授となられて同様にブレストセンターを開設、多くの後輩を育てられていました。
一昨年、膵癌の肝転移ステージ4で発症されていたそうです。
膵癌は無症状に進行します。

改めてすべての前提は”健康”だと思い知らされました。
想定外も想定内も、まず体調管理からです。

その意味でも1年365日、毎朝同じ時間に起床することは有用です。

院長 小西宏明

2025-05-11 21:17:00

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適材適所のグッズ

何でもっと早く購入しなかったのか。
こんなこと、有りませんか。

先日急に思い立ったようにネット検索したのがこれです。

側溝などに貯まった落ち葉やドロを取るための専用具です。

写真だけだと大きさの間隔が十分つかめなかったので、
直ぐに開封して見てみました。
落ち葉をつかむバケット部分は側溝の幅にちょうどマッチして
全体の長さも適度な中腰で作業出来てバッチリでした。

夕方から小雨になったので、
ここぞとばかりに側溝の掃除をしました。
落ち葉の季節ではないのですが、少しだけ葉っぱが貯まっていました。

毎年秋から冬にかけて向かいの公園のイチョウが落葉して
側溝の排水口を塞いでしまいます。
そこで大雨に見舞われると側溝から水が溢れてしまいます。

これまでは泥を取ることが頭にあって園芸用のスコップを使っていました。
当然掬える落ち葉の量が限られたり、
比較的乾いている葉は移動中に吹き飛ぶこともありました。

この器具は先端で一度に葉をつかめますし、
片方がスコップのような形状のため泥も取れます。
当たり前のように”使いやすい”。

別に新製品でもありませんし、似たようなものは沢山販売されています。

昨今は日常の困り事はまずはネット検索すべきです。
同じことで困っている人、悩んでいる人は必ずおられ、
今回のように凄いグッズに出会うことが出来ます。

久しぶりに充実の買い物でした。
先日の倉庫の掃除機といい、今回のゴミ挟みといい、
良い道具があると掃除したい気持ちが高まります。

掃除や整理整頓は、その成果が直後に見える化されるため
達成感や充実感があります。
それがまた次も掃除をしようという気持ちにさせてくれ、
いわゆる「正のスパイラル」になっていきます。

実は今回、もうひとつ溝掃除用のスコップもオーダーしています。
それは別の場所の側溝に使おうとしているもので、
少し大きいサイズです。

今回の”成功”?をうけて、今からワクワクしています。

院長 小西宏明

 

2025-05-10 21:36:00

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病床削減

留萌市立病院ではそれまでの300床から144床へ
入院ベッドを削減しました。患者減少が大きな要因だそうです。

病院とて一般の飲食や小売店と同じ理屈で
お客さんの数が収入に直結します。
その地域の人口減少予測から病床を減らしていくことは不可避です。

飲食店であれば集客の工夫や並行して客単価を上げる生き残り作戦は常套手段です。
しかし医療機関では病気になることを推進するものではなく、
また単価は国が決めた全国一律です。

となれば固定費や人件費といった支出削減しか病院存続の方法はなく、
病床を削減したり、さらには入院を取り止めたりすることにならざるを得ません。
留萌市立病院のように公立であれば公共性を考えて更なる税金投入による赤字補填はありますが、
個人病院では赤字が続くと破産します。

函館を含めて今年が急性期疾患の患者数のピークとなる地方都市は多く、
来年以降は病院を必要とする病気の人の数が減って行きます。

これに対して国は補助金を支給して病床削減と病院統合を推進しています。
つまり人口減少はもう止められないため
それぞれの地域の医療ニーズに合った供給体制に縮小しなさいという命令に近いものです。

では北海道では医療機関の再編が進んでいるでしょうか。
M3という医療系の情報サイトの調査では
最も進んでいるのは新潟県で、実に47%の医師が既に再編が進んでいると回答しています。
北海道は僅か13%でした。
ただこれから進むという予想も含めると一気に83%にまで急上昇します。

今日は日本医師会のとある委員会にWeb参加しました。
地域連携のおけるICTの活用の話題になりましたが、
同じ県内でも市町村によって事情が違う実態が報告され、
病院再編などという大きな話になれば、地域差がもっと複雑化することは容易に想像出来ます。

元々函館は医療提供体制における需給のアンバランスがある地域です。
人口当たりの病床数が多いのです。
しかしここ数年、そして今検討中のものを含めれば
今後病床の見直しは進みます。

まずは医療機関内部からの病床削減、
そして病床の利用方法の変更、
最後は閉院または統合でしょう。

それには地域の人口減少予測と医療ニーズの分析が不可欠であり、
これは既にどんどん進められています。

冒頭の留萌市立病院の話は決して他人事ではなく、
少なくとも函館の多くの医師が自分達のこととして想定していることです。

昨年の診療報酬改定で内科系診療所の新規開業は
事実上困難になりました。
とても土地建物を新たに取得してのビジネスモデルは成立しないのです。
来年、否今年から診療所の数はより一層減少するはずです。

病院の再編と診療所の閉院。
方策を考えるキーワードは「高齢医師の延命」です。
病院を定年しても第2、第3の就労地での活躍、
診療所医師が長く働きやすい環境作りです。

これには地域住民の協力も不可欠です。

2025年問題の次は2040年問題が控えており、
今よりも一層患者数減少による影響が甚大になります。
あと15年。しっかり準備しなければなりません。

院長 小西宏明

2025-05-09 21:17:00

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