HOME医師のご紹介当院のご案内診療案内交通案内ギャラリー

クリニックブログ

HOME»  クリニックブログ記事カテゴリー一覧

クリニックブログ記事カテゴリー一覧

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

駅弁

昨日は青森出張でしたので、
例によって帰りに駅弁を購入しました。



お店で一番人気になっていました。
しめさばは私の好きな寿司ネタですが、これは一部辛味噌が絡めてあります。
またサーモンにはクリームチーズが乗っています。
それぞれにちょっとした工夫があるお弁当でした。



今、吉田屋の弁当で集団食中毒の疑いがあり
原因調査中のためでしょうか、
店頭にはいつもより沢山のお弁当がありました。
先月の同じ時間では売り切れた種類も多かったと記憶しています。

やはり東北北海道となれば魚介類のお弁当は欠かせません。
生ものなので購入したら出来るだけ早く食べた方が良いですし、
肉類のように加熱処理されたものよりも気をつける意識はあります。

テレビニュースからはご飯が糸を引いていたという話も聞きますが、
食べて直後に症状が出ていることと嘔吐やしびれがあることから
細菌が出す毒素が原因と考えられます。
黄色ブドウ球菌やウエルシュ菌かもしれません。

食中毒とすれば、
原因となる食品を摂取してから症状が出るまでの時間は重要な情報です。
最も短時間なのは、フグ毒や毒キノコ、それに化学薬品です。
その次が毒素が関係する黄色ブドウ球菌など。

6時間以上経ってから下痢が主体となるのは
サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌です。

集団発生が多いノロウイルスはだいたい1日経ってからです。

今回は発症が急ですので、すでに調査機関では原因物質を絞り込んでおり、
食材を探しているのだろうと推測できます。

幸い死亡例がなく、多くは対処療法または経過観察で回復しているようです。

鉄道マニアの世界では駅弁に詳しい人も沢山いるでしょうし、
汽車の中で食べることで知らない土地を訪れる旅らしくなってくるかもしれません。

私は駅弁に込められた作り手の思いや工夫に興味があります。
今回のお弁当は工夫満載で、正に”ひとひねり”あるものばかりでした。
コストパフォーマンスで言えば1500円の価値はあります。

また来月も駅弁を買います。
10月末は秋の行楽シーズンで、
新しいお弁当に出会えることを楽しみにしています。

院長 小西宏明

2023-09-22 21:58:00

コメント(0)

折りたたむ

健診

今年度も特定健診が開始されており、
市や町など自治体でも健診が行われています。
それは実際には自治体との契約で病院や種々の団体が請け負っています。

どこが行うかについては通常の販売業務と同様の構図であり、
サービス内容と価格によって各自治体が決めています。

医師会健診センターも道南地区の自治体に出向いて
住民の健診にあたっています。
函館市内のように医療機関が多い場合と違い、
町で主催してくれる健診は住民にとっては貴重な機会です。

今回、健診を担っている別の会社から
担当地区の移譲について相談がありました。
まさに”営業活動”ですが、顧客との交渉ではなく、
競合他社との交渉です。

会社の営業活動はいつも対顧客とは限らないということを
実態として感じることが出来ました。

我々医師は少なくとも勤務医であれば、
なかなかこういった営業活動を意識することはありません。
”集客”は病院幹部となったり、自らが開業して初めて取り組む場合が多いと思います。

今回の提案、交渉?は、じっくり考えてみると一般の会社では当然のことですが、
実際の場面に遭遇すると診療と違う不思議な感覚があります。

と同時に改めて医療も医業という商売の側面があるのだと思いました。
実は個人開業していれば日々の診療と共に
経営についても考えているわけですが。

今回の提案については医師会として結論を出していくわけであり、
組織として物事を決めてプロセスの確認にもしたいと考えています。

内容としては少なくとも地域住民にはデメリットが生じるものではありません。
あくまで”営業活動”という裏の事情です。

粛々と皆で決めていく予定です。
「三人寄れば文殊の知恵」です。

院長 小西宏明
 

2023-09-21 19:41:00

コメント(0)

折りたたむ

地価調査

都道府県地価調査の結果が公表され、上昇率上位を北海道千歳市が占めました。
理由は先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」の工場進出によるものです。
熊本でも同様の状況が発生しています。

こういった大規模な企業誘致があると人が集まり、
人が集まれば衣食住に関連する誘致が次々と進みます。
当然場所のニーズが高まれば地価は上昇に転じるわけです。

やはり数の力は偉大です。

一方地方都市の多くはインバウンド需要の恩恵を受ける地区を除いて
地価は横ばいないしは下落が続いています。
函館も商業地で上昇に転じたところはありません。
最も大きな要因とされるのが持続的な人口減少です。

やはりこれも数の力です。

地価は人の移動に関連しており、
さらにその地区の将来像が類推出来ます。
人口減少の影響がジワジワと出ている函館においては
今回の地価変動率をどう分析していくかが
次の施策を考える上で必須だと思います。

行政の立場は言うまでもなく、
企業や個人事業主にとっては死活問題になりかねません。

実はこういった調査の結果や統計資料は
毎年のように坦々と公表されていますが、
情報収集したり、どう利用するかは個々人の問題意識次第です。
数字はそれを読み解く人がいなくても
毎年のように増えていく、ある意味では恐ろしいものです。

今後とも函館に関する”数字”を注意深く見ていこうと思っています。
何故なら函館は将来の日本の中規模都市の行く末を表すからです。
物事を考える手法として、類似性に着目することは重要で、
医学においても病気の診断の常套手段です。

院長 小西宏明

2023-09-20 18:23:51

コメント(0)

折りたたむ

事前電話連絡

1.時間は有限である。
2.心身に余裕があれば良い仕事が出来る。

逆に焦っていれば事故が起きやすい。
想定外のことも起こりえる。

これらは日常生活で誰しも経験することです。
例えば朝寝坊してしまったことを考えると思い当たることが沢山あります。
電車の時間に間に合わない、朝の会議に遅れると思うと
コーヒー豆をこぼしたり、化粧が雑になったり、
シャツが裏表逆だったり、穴の開いた靴下やストッキングを履いたり、
忘れ物したり、駅まで走って落とし物したり、
何かしらやらかしたことがあるはずです。

これは診療についても同じだと考えています。

故に当院は数年前から完全予約制にしています。
今はいろいろな業種で「予約」が普及しているはずです。
市内の医療機関でも予約制にしているところは増えています。

またコロナ禍となってからは感染予防の観点から
待合室の混雑は避けなければなりません。

以前に当院でも待合室でインフルエンザをうつされたと
クレームされた患者さんがおられました。
その日はインフルエンザはもちろん風邪の患者さんも診ていません。

病院=病気を治すところ、ですが、
病院=病気をもらうところ、と考える人も少なからずおられます。
実際コロナ禍初期には夜間急患センター受診者数が激減しました。

このような患者心理を医療機関として考え合わせると
完全予約制として混雑を避けることは非常に有効です。
感染症の多くは人から人へ移るわけですから。

当院は
「いつも空いている」とか
中には「患者さんがいなくて大丈夫か」と言われます。

これは我々の努力の結果の「お褒めの言葉」だと思っています。

本日もご遠方から直接ご来院頂きました。
足のお悩みで当院でこそ対応しなければならないものでした。
もし事前にお電話があれば、1時間もお待たせすることなく診ることが出来ました。

別の患者さんは事前に連絡を頂き、
本日の診察が望ましい足の病気でしたので、
午後の比較的空いた時間で拝見出来ました。

この両者の違いは患者さん自身にとっても、
我々医療機関側にとっても大きいのです。

医療においては
コーヒーをこぼすようなことがあってはなりません。
今後とも完全予約制のお願いを連呼していきます。

院長 小西宏明




 

2023-09-19 20:26:00

コメント(0)

折りたたむ

敬老の日

昔は敬老と言えば65歳以上を想定していましたが、
少なくとも自分がその歳に近づくと実感とはかけ離れます。

高齢者の定義は難しいのですが、
確かに老年医学会が提唱するように75歳以上とした方が良いように感じます。

また一方では”元気”の定義も感覚的で、
「他人の手を借りずに身の回りのことが自分で出来る。」と
大雑把に考えられます。

ただ年齢と共に有病率が上昇することは”生物”としては如何ともしがたく、
元気な高齢者が増加したと思えるのは
病気の予防と診断治療が進歩したからです。

生きることを選択出来るのは人間だけであり、
全員が長生きしたいかどうかはわかりません。
しかし痛みや様々な苦しみは避けたいと考えるのは
万人に共通だと思います。

それが故に病気になったら病院に行くのです。
その考え方を広げると病気にならないための予防ということになります。
そして予防出来ているかの評価として健康診断があります。

健康診断は大きく2つに分けられます。

ひとつは主に内臓を評価するいわゆる”定期健診”であり、
もうひとつが筋骨格系を評価する”体力測定”です。

ご存知にように前者はすでにいろいろな種類のものが普及しています。
しかし後者はどうでしょうか。
敬老の日と言えば全国何処かで体力測定の催し物が開かれてはいます。

整形外科学会を中心として加齢に伴う”ロコモーティブ症候群”の予防が叫ばれています。
特に下半身の筋力は重要で、歩けなくなる、立てなくなることの弊害は余りにも大きいのです。

ところが特定健診のような画一的な万人向けの定期チェックが普及していません。

外来で出来る有用なものとして握力測定があり、
その他「立ち上がりテストや歩幅測定」などもありますが、
特定健診のような結果票は返信されません。

いずれにしても自分のロコモ度をチェックした方が良いわけです。
もしかすると内臓機能以上に速く衰えているかもしれません。

先月から毎朝のストレッチメニューにスクワットを取り入れました。
コロモ予防についていろいろ調べてみると
自宅で簡単に出来るトレーニングとして推奨されていたからです。
今はYouTube動画のお陰で膝や腰に注意した正しいやり方も簡単に学べます。

見据える先は「痛くない苦しくない歳のとり方」です。

60歳を超えたら、自主的なロコモ度チェックをお奨めします。

院長 小西宏明
 

2023-09-18 05:15:00

コメント(0)

折りたたむ

英語教育の低年齢化

日本における英語教育の課題は長年に亘り議論と改革が繰り返されています。
それを物語るのが小学校からの英語の導入と
大学共通テストでのリスニングです。

特に共通テストの英語には大きな変化が短期間に起こっています。
リスイングの速度上昇、設問の高度化と
長文読解の分量の激増です。
これはとても高校3年になってからの対応では太刀打ち出来ません。
それこそリスニングは中学の頃から毎日少しずつ耳を鍛えなければなりません。

実はこのように大学入学試験のハードルを高くすることは
必然的に受験生に英語の準備を促すことにつながり、
引いては最も効果的な英語教育のレベルアップになるとみていることが
推察されます。

我々が学生の頃は英語の授業は中学校からで
単語、文法、英作文、長文読解を中心に学び、
大学入試で成果が試されました。

しかしこれでは高校を卒業しても英語圏の方々と自由に語り合うことは不可能でした。

いろいろと話題を振りまいている広島の安芸高田市 石丸市長は
「英語教育を幼稚園から導入することについて」と問われ、
「言語は問わない。幼少期から異文化に接することが重要である。」と返されました。
英語でも良いし、中国語でも良い、何語でも良いと言うことです。

英語の教育が必要なのではなく、
外国人との交流、異文化とのコミュニケーションが第一義であり、
そのための道具として言語を学ぶのです。

たまたま日本では外国=アメリカ=英語という構図があるだけです。

今、都市部では幼児期から英語の塾に通わせることは当たり前になっています。
確かに子供の綺麗な発音や会話を聞くと親としては
「ああ、英語が話せるようになってきた」と感じられるかもしれません。

しかし留学を経験すると英語は道具に過ぎないことをヒシヒシと感じます。
極論を言えば、英語が話せなくても研究は出来たのです。

要するに「相手と討論したい自分の考えを持っていることが第一義」なのです。
例え片言の英語でも、ヘタなジャパニーズ イングリッシュの発音でも
自分の意見があれば、彼らは聞いてくれます。
さらに正しい英語で聞き返してもくれます。

This is a pen.
英語としては正しいですが、こんなことを言う人はいません。
日本語でもそうです。日常会話で「これはぺんです。」と話しかけることがあるでしょうか。

Do you have a pen ?
これが教育すべき英語です。「ぺんある?ぺん持ってる?」これが会話です。

私はさらに
A pen ?
でも良いのです。つまり自分がぺんを探している、欲しがっている状況を知ってもらえば良いのです。

語学教育を早期に開始することには一定の意義はありますが、
それ以上に大切なことは日本語でしっかりと自分の考えを言えることだと思います。
自分に対して何も有益な情報を与えてくれない人とは深いコミュニケーションはしないからです。

英語が話せることよりも
まず日本語で意見が言えること。

アメリカでは就学前の子供でも
because 何故ならをきちんと言えます。

Do you like an apple ?と問うと、
小さな子でも
Yes. そしてWhy ?と問えば
Because it's so sweet.とかI like red.とか理由を言えます。

石丸市長の意見には賛成であり、
さらに学童期から「はい、いいえ」という選択型質問(closed question)ではなく、
「どうして?どんな風に?」という開放型質問(open question)を推進すべきです。
理由が言えない「はい、いいえ」では会話は進みませんし、
最悪なのは「何となく」という回答です。
そんな相手と討論は成り立ちません。

幼少期からの英語教育で必要なのは
becauseを上手に使えるようにすることです。
そのためには普段の日本語会話で、何故、どうしてを多用して
自分で考える力を身につけさせることだと思います。

院長 小西宏明


 

2023-09-17 21:16:00

コメント(0)

折りたたむ

ベッド処分

リカバリールームのベッドを処分しました。
普段から御世話になっている事業ゴミ回収業者にお願いして
引き取りに来て頂きました。

週に2回定期的にゴミの回収に来られ、
開院以来もう10年目のお付き合いです。
皆さん明るくて元気な方が多い会社という印象です。

2階から重いベッドを下ろすので、
事前に私が出来るだけ分解しておきました。
ものの10分くらいで作業完了出来ました。
いつも通り元気な方々で、
「疾風のように現れて・・・」って感じでした。

今回処分した理由は静脈瘤手術件数の減少です。
下肢静脈瘤という病気は女性が7割くらいを占めており、
妊娠出産が主な発症原因です。

下肢静脈瘤治療は2011年にカテーテルによる低侵襲手術が保険適応となり
クリニックを中心に日帰り手術が始まり、手術件数が激増しました。
函館地区の潜在的な有病者から考えると
約10年で長らく症状に困っておられた患者さんの治療は終えられた感があります。

病気の内容から今後とも治療を要する患者さんはおられますが、
因みに当院ではピーク時の1/4程度に減少しています。

この傾向は先駆的に治療を開始した東京地区でも同様で、
日本の静脈瘤治療、特にレーザー治療を牽引された
都内の某クリニックは2年前に規模を縮小して移転されました。

ということで、今回のベッド処分を決めた次第です。

もうひとつの理由は
リカバリールームの一部をスタッフの休憩場所にして
マッサージチェアを移動するためです。

このマッサージ器はコロナ禍に北海道で行われた医療従事者を応援する支援金で
購入させてもらいました。
大企業のようなリラックス施設を設備することは
小さなクリニックでは難しいのですが、
支援金は大変有効だったと思っています。

ところで静脈瘤手術は減りましたが、
今は下肢に関する悩み、特にむくみの相談が年々増えています。
以前にブログでも触れたように、
そもそもむくみの専門外来が少ないのがその理由だと考えられます。

むくみ、下肢の腫れの多くは数年前からで緊急性がありません。
しかし中には深部静脈血栓症のように直ぐに診断して治療を開始しなければならない病気があり、
今週も1名救急搬送しました。

開院した直後にとある先生からお食事に誘って頂きました。
すでに20年近くクリニックをやっておられました。
先生からは励ましのお言葉を頂戴すると共に、
「開院して診療が軌道に乗ってきて、最後はマンネリとの戦いです。」とアドバイス?をもらいました。

もちろん大学病院でさえも日々珍しい疾患に遭遇したり、
予想外のことが次々起こるわけではありません。
また診療とは経験に基づく確実な診断と有効な治療を目指さなければなりません。
それはある意味では”マンネリ化”を目標とすることでもあります。

どこまで行っても先輩の先生の境地には追いつけませんが、
少なくとも当院は発展途上であり、
様々な病態の診断と治療の幅を広げています。

勤務医であれば60歳を超えればそれなりの役職、責任者となり
65歳で多くは定年退職です。
しかし開業した場合は60歳代は未だ未だ若手の部類です。
頭も身体も元気いっぱいと言えます。

処分したベッドを清々しくトラックに運び入れておられるのを拝見すると
やはり仕事は楽しく興味をもってやれるのが大切だと思いました。

院長 小西宏明

2023-09-16 21:46:00

コメント(0)

折りたたむ

前職の患者さん

今日、突然にお電話がありました。
夕方確認すると大学病院の時に10年以上外来で拝見していた患者さんのご家族でした。

大学病院には18年間勤務したため、
手術した患者さんはもちろんですが、前の先生から引き継いだ方も含めると
膨大な患者数になります。
すでに多くは高齢によりお亡くなりになっています。

今回もご母堂様が逝去されたとのことで、
当時の御礼の連絡でした。

函館に来て10年目ですが、
今でも時々ご家族からご連絡を頂きます。
インターネットのお陰で私の消息を辿ることが出来るからだと思います。

中には再手術の手配をして、無事にまたお元気になられた方もおられます。
絵を描くことが趣味のご婦人で、もう90歳くらいです。
しかし多くは亡くなられたというご連絡です。

心臓血管外科は専門性が高く、
また大半は循環器内科からの紹介であるため、
術後は1年に1回の外来チェックのみです。
それでも数はどんどん増えますので、
概ね5年を目処に終診にしていました。

しかしながら栃木県も広いため、お住まいの近くに循環器専門医がいない場合などは
ずっと大学病院に外来通院を続けられた方もおられます。
今でも数名は気になっている患者さんがいます。

17歳で感染性心筋炎による僧帽弁閉鎖不全症で人工弁置換術を行った女性。
腰痛で発症して整形外科で診られていました。
熱が下がらないことから精査して診断されましたが、
その時すでに感染性脳動脈瘤と脾動脈瘤を合併していました。
心臓手術の前に両者を手術しましたが、
右の脳動脈瘤手術の直前に術前検査時にはなかった左の脳動脈瘤が破裂したのです。

救命して最終的に我々心臓血管外科での手術が出来ました。
言語障害と右の片麻痺の後遺症がありますが、
さすがに若さと頑張りの成果で杖歩行で日常生活が送れるまでになりました。
私が退職するまで10年以上拝見して、もう40歳代のはずです。

今はもう大きな手術をすることはなくなりましたが、
こうした機会に当時を思い出すと、
専門医の重要性が、紹介する側として実感されます。

つまりどういう気持ちで専門医に紹介して下さったかということです。
専門医とはそれに応える存在でなければなりません。

と同時に実地医家としてはどれだけ自分が信頼出来る専門医を知っているか、
これも重要です。

先日は婦人科疾患について大学のクラブの後輩にアドバイスを受けることが出来ました。
さすがに函館から京都に紹介は出来ませんが、
先輩の無理難題にも快く答えてくれました。
体育会系の先輩後輩は同じ釜の飯を食っただけのことはあります。
あの辛い夏合宿を乗り切ったのですから。

患者さんのご冥福をお祈り申し上げます。

院長 小西宏明

2023-09-15 20:30:00

コメント(0)

折りたたむ

ネットシッピング

マウスが故障したので買い換えました。

未だ1年ちょっとしか使っていなかったのですが、
ホイールがきちんとカーソルと連動しなくなりました。
前回は2年くらい使用出来たのに残念です。

ということで、今回はホイールが強化されたタイプにしました。



ネットで機能などを比較して購入を決めました。

ところで私が最も重視しているのはマウスを持つ時の手の角度です。
エルゴノミクスデザインと言われる製品群から選択しています。

一日にマウスを握っている時間は膨大で、
特に手首や親指の付け根に痛みを感じやすくなり、
このように少し斜めに握れると楽なのです。

その他の機能についてはYouTubeの解説動画が充実しており、
発売前のものでさえインフルエンサーの方には
メーカーから優先的にサンプルが提供されて、
詳細に検討することが出来ます。

因みに今回購入したのは1年以上前の発売で、
当時の動画を見返しました。

実は使い始めてみると
何となくマウスを握った感触に懐かしさがありました。
そうなんです、このマウスの初期型を使ったことがあったのです。
もう何年前かわかりません。
何故使わなくなったのか、使えなくなったのかさえ記憶が曖昧です。

今回のものはMac専用マウスで
ブルートゥース接続が強化安定されているそうです。
またショートカットのボタンもとても充実しており、
専用アプリの使用によって20種類以上設定可能です。

最近の車のハンドルと同じで、
握ったままでいろいろなことを操作出来るわけです。

そんな特徴もユーチューバの方が沢山解説しておられます。
良いところ、悪いところ、長期使用レポートも参考になります。

昔なら店頭で触って良さそうなものや、
店員さんのお奨めに従っていたと思いますが、
今は自宅に居ながら自分に合った機種を選ぶことが出来ますし、
最安値のショップも探せます。

今更ながらネットの充実でショッピングの仕方は全く様変わりしました。
改めて店頭販売の多くが苦戦する理由がわかります。

最近は購入の有無にかかわらずネットで商品を比較することを楽しんでいます。
中には作り手の工夫が詳細に語られている動画もあり、
それだけで自分が所有した気分になれます。

形あるものはいつか壊れます。
愛用品が使えなくなるのは残念至極ですが、
次の選択も楽しみになると思えば、
少し気が楽です。

院長 小西宏明
 

2023-09-14 20:42:00

コメント(0)

折りたたむ

コロナ急増

ここのところ毎日のように発熱などの問い合わせがあります。
当院では今月下旬からかかりつけ患者さんへの抗原検査を準備しており、
今のところは近医での検査のご案内をしています。

他のクリニックの先生からの情報では
先月末頃からは発熱者のほぼ100%がコロナ陽性で、
しかもインフルエンザA型がチラホラ。

今日、他院で検査を受けられた患者さんはコロナとインフルエンザA型の両方が陽性でした。
これまで8回もコロナの荒波を経験してきましたが、
ここまで検査の陽性率が高いことはありませんでした。

東京では既にエリスという変異株が半分以上を占めており、
これまでの状況を考えるとすでに市内の陽性者の中には
エリス感染があると考えるべきです。

まだ詳細な分析には至りませんが、
感染力はオミクロンよりも強いと言われています。
現在は重症化する人は少なく、投薬で自宅療養になっています。

すでに報道されているように第9波の真っ直中と考えた方が良い状況で、
東京のみならず東北の仙台でも平時の医療に影響が出ています。
明らかにマスク着用者が少なく、感染予防の意識が薄らいでいるからです。

今はお店に入ってもマスクをしない人の方が多くなりました。
今夏は函館も猛暑となり、そのことも非着用に拍車を掛けたと思います。

感染者が増加すると、ある一定割合で症状が長引く人がいます。
確かに以前よりも重症者は減っていますが、
症状が出ている期間や後遺症のことは余り話題に上りません。

またワクチン接種についてもトーンダウンしている印象は否めません。
幸いにも今月から使用されるワクチンはXBB1.5のみならず
エリスにも有効と言われています。

気懸かりなのはインフルエンザです。
どうやら夏前の終息なくして流行の入り口に入ったようです。
先日今季のインフルエンザワクチンの入荷予定がわかりました。
例年よりも備えは早いと思いますが、
やはり流行のピークを考えると11月末頃からの接種が望ましく、
当院もその準備を進めています。

もうひとつ心配なのが薬の不足です。
日本人は特に薬好きです。
昔、抗インフルエンザ薬のタミフルが出た時、
世界中の消費の数割が日本であったと言われるくらいです。

都内を中心に徐々に薬の不足が出始めているようです。
製薬会社も生産体制を見直したはずですが、
インフルとの同時流行が本格化すると大変だと思います。

いくら重症化する割合が低いとは言え、
病気にはなりたくないものです。

9波となったことをもう少し市民に徹底しても良い気がします。
医療現場との感覚の乖離があります。
まずはもう一度マスクの着用からの感染予防です。

院長 小西宏明
 

2023-09-13 21:32:02

コメント(0)

折りたたむ

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

地図はこちら

お問い合わせ、0138-83-2080
クリニックブログ
Page Top