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降圧薬

春から夏にかけて一般に血圧は低下します。
同様に入院すると血圧は安定します。

血圧は心臓と血管の相互作用によって作り出されており、
基本的には心臓というポンプから送り出された血液が、
管として血管を通過する時の圧力になります。

気温が上昇すると末梢の血管は拡張して液体が流れやすい状態、
つまり抵抗が低い状態になり、
結果として血圧は低下します。

また入院してベッド上で過ごすことが多くなれば、
全身に送り出す血液量が一定になり、
圧力も安定して往々にして下がります。

これは循環の生理であって誰にでも当てはまります。

にもかかわらず降圧薬を服用して治療している患者さんの中には
血圧が下がって高血圧が治ったとか、
薬を止めても良いのではないかと言われることが稀ならずあります。

薬の副作用や服用する手間を考えると、
当然の発想だと思います。

頭ごなしに薬を止めてはダメだと言っても、
こっそり服用を止めていたり、
自分で調節する人もおられます。

実際薬を飲む飲まないは個々人の判断です。
例え病院や施設にいても本当に口の中に入れて飲んだかどうかまでは
確認出来ないことがあります。

ところで血圧と似たようなものに体重、肥満度があります。
食べれば太ることは誰でも知っています。
また体重の過度な増加は万病の元だとわかっています。

血圧を測定して薬を自己調節するわりには
体重を見て食事量を調整する人がどれだけおられるでしょうか。

「そりゃ薬と食事は別物だ」と言われますし、
実際にはその通りだと思います。

でもどちらも治療対象であり、更なる病気の発症予防という意味では同じです。
私は患者さんに「血圧と体重は自宅で測れる健康のバロメーターだ」と説明しています。
さらに体温まで記録出来れば昨今の感染症の時代にも即応出来ます。

高血圧管理の目的は心臓血管イベントの発症防止です。
心筋梗塞、脳卒中は午前4時から6時頃の早朝に多いため、
寝入っている時の血圧がとても重要です。
それ故に起床時の血圧は必ず記録してもらい、
しかも特段にそれをチェックして薬の調節をしています。

残念ながら高血圧の主要な原因である動脈硬化は
”進行”という一方通行となる場合がほとんどで、
子供のような柔らかい血管に戻ることはありません。
動脈硬化は加齢変化として不可避です。

生活習慣病である高血圧や糖尿病、さらに脂質代謝異常は
日々の生活の注意や投薬に代表される治療が欠かせません。

ボヤの段階なら火消しは容易ですが、
ひとたび火の手が大きくなると建物が全焼することだって
あり得ます。

休薬の相談の受けると言うことは
少なくとも”相談”しやすい環境を提供出来ているのかなと前向きに捉えています。
沢山の病気を診てきている我々だからこそ
生活習慣病の恐さを知っています。

当院では夏場の薬の減量、
その逆に冬場の投薬増量など
敢えて微調整を行っています。
治療を全く中断することだけは避けたいと考えているからです。

個人的には毎日体重と血圧測定を行い、
毎朝ビタミン剤を服用しています。

どんなに気をつけていても数週間に一度は測定を忘れたり、飲み忘れもあります。
その度に、どうして忘れたのだろうと自責の念にかられるとともに、
患者さんの気持ちがわかります。

毎日やるって大変です。

今日のMLBオールスター戦で大谷選手がホームランを打ちました。
日々の鍛錬の賜物であり、
負けてはいられません。
自分で決めたことは毎日きちんとやらなければならないと思い直します。

院長 小西宏明

2024-07-17 18:28:25

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賃貸住宅

最近西部地区に賃貸住宅が増えている気がします。
先月は市内でいくつもの賃貸マンションを提供する会社の物件の
入居が始まっていました。

また同じ会社のマンションが10月完成予定で
別の場所にも建築中です。

さらにクリニック近くの築年数の多いアパートも
リニューアル工事をしています。

確かに古い家の取り壊しも見かけますが、
少なくとも昨年よりも新しい動きを感じます。

この地区にそんなにニーズがあるのでしょうか。
新しい会社や公共機関が出来た訳でもありません。

ツラツラと考えていると
とある人から、ホテル関係者ではないかと言われました。

確かにインバウンドが急増しており、
平日もホテルの窓がかなりの数点灯しています。

コロナ禍が始まって直ぐに親会社が倒産したホテルも
今、リニューアル工事中です。

ちょうど10日前には星野リゾートのOMO5函館も
開業しました。

客室の稼働率を上げるには従業員の確保は必須で、
コロナ禍以降、全国の宿泊施設の悩みは人手不足です。

西部地区はベイエリアを中心として函館観光の中心です。
特に朝市での飲食、買い物となれば、
近辺に宿泊するのが良いはずです。

さらに函館から次の観光地となる札幌への移動を考えると
函館駅に近いこともポイントアップと言えます。

余談ですが、体験型観光として”函館港での釣り”があっても良いのではないかと思っています。
何が釣れるか知らないのですが。
車で来る中高年の方はもちろん、中学生くらいの子達が自転車で釣り竿を持っているのを見かけます。

と言うことで、地域の疑問でした。
もう少し観察を続けたいと思います。

院長 小西宏明
 

2024-07-16 21:10:00

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コロナ支援金返還依頼

令和2年(2020年)コロナが猛威を奮っていた時に
コロナ患者対応のための外来枠を確保するために
全ての医療機関に対して支援金が交付されました。

入院病床確保金のような一方向の補助金ではなく、
実績予想で請求して、
後日実際の患者対応状況によっては差額を返金することがあるというものでした。

先日交付から3年以上経過して、
返金請求の連絡が来ました。
最初は詐欺メールを疑ってネット検索すると
昨年6月に同様のメールを受け取り、厚労省に直接確認した先生のブログがありました。

確かにメールアドレスも公的機関を示すもので、
厚労省の担当部局のみならず、担当者名もありました。
すぐに返信すると数日後にメールがあり、
正式な返還額と方法について明記されていました。

実は支援金を申請した後、入金されたのは約半分だけでした。
一度催促したのですが、梨の礫でそのまま放置しました。
入金額をどういう計算で出してきたのか未だに不明です。

満額の支援のないまま、もらっていないものまで返金させられては困るため、
その旨も説明しました。

連休前に返信が来て幸い正しく返還額が精算されていました。
しかし実際には3年以上も経ってから数百万を戻すのは容易ではありませんが。
しかも6月からの診療報酬改定で収入、利益とも減少しています。

そもそもこの支援金は申請の際から非常に違和感がありました。
当然、知り合いの先生方にも相談しました。
何故なら所定のエクセルファイルに入力していくと
とんでもない高額が計算されてきたからです。
全国のクリニックに支援して国庫は大丈夫なのかと思いました。

最初から患者数予測に基づくものでしたので返還自体は妥当ですが、
数年も経てからでは経営に与える影響は少なくありません。
おそらく早いところでは昨年からのようで、
全国に行き渡るには未だ数年は掛かるのではないでしょうか。

厚労省の担当事務方の多忙さは想像に難くないとは言え、
今回の診療報酬改定からのダブルパンチは痛いのが本音です。

先日、市内の某病院長のお話を伺うと、
利益率は0.4%だそうです。
通常の飲食店よりも遙かに低水準で、
公的支援なしでは存続出来ない構図であることがわかりました。

もしこのままの診療報酬改定が続けば、
個人経営のクリニック(ひとり医師)の新規開業は減るはずです。
一方で医師の高齢化で僻地での閉院が顕性化しています。

つまり患者数が見込めない場所では経営が成り立たないのは
昨今のスーパー閉店と全く同じです。
若い先生方は人口が多い、いわゆる街でしか開業は困難です。
しかも何らかの方法で地域毎の医療機関数を制限しなければ、
共倒れになります。

厚労省では医師の偏在と自由な診療科選択にメスを入れ始めました。
しかし医療とは医師と患者で成り立つものですから、
住民については医療機関の場所を念頭においた居住地区選択も必要だと思います。

実際、定年後に地方に移住したが、病気をきっかけに都市部へ再度転居するケースも増えています。
今は自分独りだけで天寿を全うすることは社会制度上も難しく、
医療と介護は終活の重要な因子です。

生活の安心安全のために医師と患者が近い場所にいることです。

院長 小西宏明

2024-07-15 20:57:00

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夏到来

今朝、いつものジムに行こうと海岸通りを走行していると
対向車線には信号待ち毎に沢山の車が止まりました。
「何で皆、西部地区方向に行くんだろう?朝市かなあ?
でもレンタカーではないし?」

帰宅途中のラジオから「函館のお盆ですね」というフレーズが聞こえて、
朝の車はお墓参りで立待岬に向かうところだったんだと合点しました。

昼間は予報通りに気温が上がり、日差しはもう夏でした。
屋外に止めた車に戻ると「モワッ」とした熱気に包まれています。

夕方所用で出掛けたのですが、ともえ大橋からは港に敷き詰められたブルーシートが見えました。
そして帰りは敢えて遠回りしたつもりでしたが、西部地区に向かう道路は混雑していました。
夜は函館新聞主催の花火大会ですから。

家に着いてしばらくすると建物にズシンと響く爆発音が始まりました。
NCVのテレビ中継で視覚を見たし、
耳からはリアルな音、何とも変な感じでした。

いよいよ函館の夏も始まったなと思いました。
数年前までであればあっという間の短い夏だからと思い、
始まった早々に夏の終わりを想像していたのですが、
最近は残暑が厳しくなっています。

朝のラジオでは6月の函館の平均気温は過去2番目の高さだったそうです。
そして今年も暑い夏が長いかもしれない予感がします。

昨年は過去最高の救急車の出動件数を記録しました。
多くは独居老人の脱水症。

昔から暑い季節に暑くなり、寒い季節に寒くなるのが一番良いと言われます。
農作物も動物も、そして人間も自然に逆らうことは出来ません。

まずは連休でリフレッシュしたいと思います。

院長 小西宏明

2024-07-14 20:30:00

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時間の可視化

時間という見えないものを可視化した面白い製品がありました。
私の好きなキングジムのものです。


キングジム HPより

タイマーとしてカウントダウンやカウントアップが99分まで設定出来ます。
この種のものの多くは丸い目覚まし時計のような形で最長60分までです。

画面左のバーが消えていったり、増えていったりして
時間を”見る”ことで、全体の何割くらい経過したかがわかるのです。

普通のデジタル表示のタイマーでも例えば時間がくれば
ブザーが鳴ってわかりますし、
途中経過も数字を見て即座に残り時間を計算すれば良いわけです。

しかしこの製品のように可視化されることの最大の利点は
設定時間に対して経過した時間の”割合”が瞬時にわかることです。

製品評価などを読むと、やはり勉強や仕事で利用している人が多いようです。
「1時間集中してやろう」、「次の会議までに資料を作成しよう」

普段は腕時計を使っていないため、iPhoneの待ち受け画面に時刻表示させていますが、
部屋には昔ながらのアナログ時計を壁に掛けています。
これで時刻を見ると、無意識に後何分で0時になるかが把握出来ます。

日常生活では絶対時間も重要ですが、
時間割合を知ることも重宝します。
ある意味では時間に追われている、時間に縛られているとも言えます。

それが故に時間割合が見える化されたタイマーはとても有用です。
少なくとも使い始めて、その良さを実感しています。
(キングジムの製品は日常のちょっとした気付きや不便を解消するものが多く、
いつも注目しています。)

価格は3000円弱ですが、時刻や時間と上手に付き合っていくアイテムとして
お奨めしたいと思います。

院長 小西宏明

2024-07-13 21:36:00

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内科会臨時総会

本日は恒例の内科会のビアパーティーで、
コロナ禍の中断を経ての再開となりました。

ただ急ぎの問題があり、その前に臨時総会を開催しました。
何とこのような会は少なくともここ10年くらいではなかったようです。

議決を得ようとした議案とは
休日当番を市内全域で均等に割り当てましょうという
一見すると極めて単純な提案です。
これまでは市内を3つの地区に分けて、そこから当番を抽出していました。
しかしながら昨今の医師の高齢化に伴い、
地区ごとの医師数に不均等が生じ、
年間で当番に当たる回数に2倍弱の開きが出ていたのです。
少ない先生は年に1回、多いと4回でした。

これについては問題なく賛成となりました。

ところが質疑の中で、
当番をする医師の免除規定についての質問が飛び込んできました。
本来議事とは提案された議案についてのみ審議されるものです。
それ以外の事項については準備もないし、
満足のいく回答がなされない可能性もあります。

ただ卑近な例ではありますが、国会答弁や株主総会を聞いていると
この類いの割り込み質問は想定内だと思います。

このような行為が成される背景には
審議の妨害、遅延目的という非生産的なものもありますが、
それよりも日頃から感じている課題を公の場で発表したい気持ちもあるのだと解しています。
ある意味の鬱積した問題の提起です。

今回の質問の主旨はひと言で言えば
「年齢を重ねて、もう休日当番はしんどい」ということです。
これは皆が感じることだと思います。

更に何も年齢や体力的なことが理由ではありません。
実際若い頃の当直のアルバイトでも家族のための収入を得る目的や、
大学医局の命令でもなければ率先して望んでやったりしません。

それは夜間や休日の診療は身体的のみならず
精神的にストレスが強いからです。
端的に言うなら、余りに軽症者や自己都合での受診者が多いからです。

以前にブログでも触れたことがありますが、
とある救命救急センターの設立にトップとして招聘された先生が、
1年で辞退されました。
理由は受診患者の7割以上が軽症で
自身のそれまでの高度救命救急のスキルが発揮出来ないからです。

病気に区別はないというのはある意味の詭弁です。
少なくとも医療を維持するためには軽症を診る病院、
重症を診る病院と役割分担すると同様に、
夜間や休日当番は”急病”に対応するためのものです。

何ヶ月も前からの症状、すでに治療中の病気、
内服薬がなくなった、旅行に行くので薬が欲しい、
昼間や平日は忙しい・・・
ある意味の”モンスター患者”です。

救急車の不適切利用と全く同じです。

先日始まった三重県松阪市の救急車の有料化の結果、
2割程度出動件数が是正されたそうです。

当初、「助かる命が助からなくなる」などと言われましたが、
それは現場の実態を余りにも知らないからです。
現場は”コンビニ受診”で疲弊しています。

話を戻すと、休日当番の免除規定に噛みつかれたのは
それだけ当番で心身ともに消耗させられるからです。

最近伺った先生は休日当番の翌日を休診されているそうです。
スタッフに休日出勤してもらったことへの感謝もありますが、
当番日は普段よりも患者対応での疲労度が増大するからです。

私は夜間当番で、何故昼間に病院に行かなかったのかは問わなくなりました。
聞くだけ自分が辛くなるからです。
面と向かって「昼間は仕事だ」という人も稀ではありません。

インフルエンザシーズンには
「何で沢山待っているのに昼飯食べているんだ」と怒鳴った人も
一人や二人ではありません。
少なくとも私は2人の先生から同じことを聞きました。

医師は昼ご飯を食べてはいけないのかと。

そんなことも言われながら、齢70歳を超えてまで頑張れない気持ちは皆理解出来ます。
免除規定にすがりたい気にもなるでしょう。

今回のご指摘は実はご尤もである一方、
このまま市内の医師の高齢化が進むと、
70はおろか75、いや元気なら80歳でも当番をしなければならないかもしれません。
実際夜間当番医師の最高齢は85歳です。

隣に座っておられた医師会長とは
この問題について理事会の常務委員会で検討することにしました。

わざわざ臨時総会に足を運ばれ、ご発言までされた先生の心労に報いるためにも
このパンドラの箱は敢えて開ける必要があると感じました。

院長 小西宏明

2024-07-12 21:14:00

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アイスクリームスプーン

無印良品のアイスクリームスプーンを購入しました。
「ステンレス製で表面を細かく直線的に研磨したヘアラインつや消し仕上げ」とありました。

選んだ理由はこれまで使っていたものが少し長さが短く感じることがあったこと、
そしてこの無駄のないデザインが気に入ったことです。

使ってみた結果。
これは乳脂肪分が多い柔らかいアイスクリームに向いており、
固く凍ったアイスを崩しながら食するには不適でした。

理由。
持ち手部分が板状で、力を入れる場合にフチの厚み部分が指に食い込んで痛いのです。
柔らかいものを掬って食べるだけなら、口に含む部分の形状も良くて食べやすいと思いました。

ではこれまで数十年愛用したスプーンはどうなのか。
レムノスという日本のデザインメーカーのものです。


左がレムノス、右が無印良品です。

改めてレムノスの宣伝を読むと
「冷蔵庫から出したばかりのカチカチに凍った・・・
普通のスプーンでは手が痛くなってしまいます」

何と自ら同じ轍を踏んでしまいました。

さすがデザインメーカーです。無印良品とはコンセプトがそもそも違いました。

そして最後に価格。
無印良品は190円、レムノスは3300円(昔はこんなに高価ではなかったと思います)です。

これからの季節、贈答用なら迷わずレムノスですが、
普段使いなら無印良品で十分だと思います。

ただし私のようにアイスクリームは月に数回の特別な時間とするなら、
やはりレムノスかなと。
改めて製品紹介をみると、何とこのタイプの長いバージョンがありました。
10センチに対して12センチです。
悩ましい・・・

昔新幹線で販売されていたアイスクリームはカチカチに凍っていることで有名でした。
とても一緒に提供される簡易のスプーンでは歯が立ちません。
子供の頃は早く食べたくて表面をコンコン叩いていたことを思い出しました。

北海道に来てアイスクリームの消費が冬でも落ちないことを知りました。
そして血糖値が悪くなった方にはお風呂上がりのアイスクリームの指導は必須です。

今週末の連休は暑くなりそうです。
昼間にアイスクリーム、そして夜もかなと想像出来ます。

院長 小西宏明

2024-07-11 20:35:29

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若い力

名古屋の老舗デパートの外商に配属された新入社員を紹介した動画を見ました。
外商の売り上げは主に富裕層を相手にしたもので、
デパートの大きな収入源だそうです。

お得意様のニーズに合った商品を紹介したり、
お買い物に付き合ったり、
購入された商品を自宅まで届けて一緒にお茶をしたり、
いわゆる満足度を高い次元で維持することに注力する仕事です。

新年度が始まり、5月病と言われる時期も過ぎて、
社会人として初めての夏休みまで皆一所懸命だと思います。

仕事の右も左も分からないだけでなく、
学生から社会人へと急速に適応しなければなりません。
メンタルをやられてもおかしくない時期です。

そして今月から夏休み。
ゴールデンウィークとは違う休暇の意味があります。

映像を拝見すると、若い人の頑張りがにじみ出て、
昔の自分を重ねてしまいます。

思い出すだに恥ずかしい、
何をモタモタしていたんだろうと反省することが沢山ありますが、
兎に角努力していると振りかえる暇もなく先輩医師の後を追っかけました。
そのお陰で階段を如何に速く降りるかを会得しました。

頑張りを頑張りと感じない、
努力が苦にならない、
それが若さだろうと考えます。

同時に見方は違いますが、
「失うものがない、守るものがない」、
「患者のため、病気を治すために猪突猛進」
そんな時期とも言えます。

我々は年齢に応じてやった方が良いこと、
やらなければならないことがあるなと
自分自身の経験を振り返っています。

70歳代となった患者さんから
「60代の頃とは身体や気力が全然違う」
「50代なんて何だって出来る」と言われました。

私の母は80歳を超えてから
「身体が思うようにならない」と言っていました。

若い人の頑張りを見て
改めて自分の年齢で出来ることに専念しなければならないと感じています。

先日、ある病院長が
「なるようにしかならない」という主旨のご発言をされ、
病院運営、トップとしての心得を示して下さいました。

まさに老獪な、そして枯淡の域に達せられた方の名言と受け止めました。

院長 小西宏明
 

2024-07-10 21:19:39

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医師会新旧役員懇親会

今日は医師会の理事会終了後に役員の交代に伴う懇親会でした。

内容の前に開催場所は数年前から函館国際ホテルになり、
いつもの料理が出てくるのだろうと思っていると
想定したのとは違うものでした。
最も嬉しかったのは締めのご飯が麻婆豆腐丼ではなく
チャーハンだったことです。

今年の新年会は医師会の代表として毎週土曜日に国際ホテルに出向きました。
仕方ないとは言え、同じ料理で少々飽きてしまいましたし、
何よりもここの麻婆豆腐は辛いのです。
来年は絶対に上手く他の先生と分担して”毎週”は遠慮させて頂こうと思います。

しかしホテルの名誉のために言っておくと
味は美味しいです。レストランの落ち着いた雰囲気と相まって接客場所には必要十分です。

さて懇親会は形の如く退任された先生のご挨拶があり、
本当にご苦労様でしたと改めて思う次第でした。
内容的にはボランティア活動の域を超えていますから。

その後新任の理事の挨拶を頂き、
最後に2代前の医師会長のお言葉を頂戴しました。
昔は兎に角、会長は怖い存在だったというお話は
全くもって想像に難くないものでした。
おそらくどこの組織もそうだったはず、絶対君主です。

しかし今は違います。
今の組織に求められるのは「サーバントリーダー」です。
従来のリーダーを「支配型リーダー」と言い、
両者は相対するリーダー像です。

ではそれはどんなリーダーであり、何故今求められるのでしょうか。

サーバントとは召使い、奉仕する者という意味です。
ただメンバーに媚びへつらうのではなく、
要望を何でも聞き入れるのではなく、
組織の方向性をしっかりとメンバーに示して、
メンバーがそれぞれの能力を活かせるように”支援”することです。

このようなリーダーが求められる理由は単純明快で、
組織を取り巻く環境が多様化複雑化したためです。
独りの能力で判断する限界を超えており、
また一方で多面的な価値観の受け入れが必須となっているからです。

医師会組織もまさにその真っ只中だと言えます。
経営状態の悪化、医師の高齢化、そして人口減少。
さらに追い打ちを掛ける診療報酬減額改定。
もう従来の支配型リーダーでは対応は無理ですし、
部下やメンバーが物言えぬ組織には衰退しかありません。

JALしかり、日大しかり、旭川医大しかり。
枚挙に暇がありません。

そして今医師会は昨年からの大原会長を今期もリーダーとして選任選定して参りました。
その舵取りはまさに「サーバントリーダー」だと理解しています。

組織運営の透明化、情報共有を第一義として、
並行してしっかりとビジョンを提示されています。
特に逼迫した課題は医師会病院の統廃合です。
自立再建が不可能となったことはすでに4,5月の収支から
誰の目にも明らかです。

そして次に控える課題は看護リハビリ学院の運営の正常化と
健診検査センターへの英断だと考えています。

これら3つの課題について少なくとも我々3副会長が
同様にサーバントリーダーとなって分担して取り組む必要があります。

少なくとも
郡市医師会が60億にも及ぶ事業を個々の医師会員のボランティア活動として継続することは不可能です。
何故ならついに診療所経営にメスが入った診療報酬改定に際して
自院を継続することでさえ厳しくなるからです。

自らの足元が揺らぐ情勢で、次の世代に負担を先送りするわけにはいかないと思います。
医師会の事業は一定の役割を終えたと言わざるを得ません。

先の前々会長は
「自分達の頃を含めて振り返ってみても今が最も厳しい状況だ」と言われました。

何事も成長して拡大よりも衰退して縮小することの方が数倍難儀です。
若い力で頑張って自宅を建てることよりも
年老いて朽ちてきた建物と土地を処分することが大変なのが空き家問題です。

文字や言葉を教える子育てよりも
文字や言葉を忘れていく高齢者の介護の方が大変です。

退任された先生方のご苦労の証として
今日の安堵の笑顔が印象的でした。

院長 小西宏明
 

2024-07-09 21:39:00

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都知事選挙

都知事選挙は現職の圧勝で、
過去のジンクスがまた踏襲されました。

しかし冷静に見ても小池さんのプレゼン能力は高く、
大変参考になると思います。

個人的に注目していたのは2位がどうなるかでした。
当初は恰も国政の延長かのような蓮舫氏との一騎打ちかと思いましたが、
石丸氏の訴求力は群を抜いており、結果は当然と言わざるを得ません。

やはり蓮舫氏には民主党政権時代の
「2番ではダメですか」発言に代表されるような
批判中心の政治姿勢が敬遠されたとみています。

規模は全く違いますが、
大学病院で長らく病院運営に携わった経験からすると
医師を含めた職員の中には一定数このタイプの方がいます。

すなわち「批判ファースト」です。

運営に関わる者達は組織で起きてきた課題について対策を練っていきます。
当然初期段階では複数の案が挙がり、
その中から修正を経てひとつの策を提示するに至ります。

つまり最初から課題に対する対応策はひとつとは限らないのが当たり前であり、
一方で複数案のまま関係者で議論を始めると
全く焦点が定まらず結論には到達不可能となります。

組織として課題に対する方向性を決めていくに際しては
運営幹部から提示された案について議論を開始することが定石ですが、
それに対して批判だけでは前向きな検討にはなりません。

卑近な例で言えば、
出された料理を味付けが悪いとか、素材が悪いとか、
さらには器や盛り付け、終いにはサービスの仕方が悪いとか、
そんな繰り返しで次々と別の料理を運ばせる。

それが家庭であれば、
「だったら自分で好きな物を用意して食べろ」となるでしょう。

政策やその実行も同じです。
出された料理にダメだししていては
いつまで経っても空腹は満たされません。

話が大分逸れましたが、
石丸氏が蓮舫氏を想定以上に引き離して2位となったのは
無党派層に刺さったプレゼン手法と新しい提案が多いからだと思います。

見たことも食べたこともない料理をサーブしてきたからです。
少なくとも食べてみたくなる料理を立案をしたからです。

ただその料理が美味しいのか不味いのかは
食べられる状態で提供されるかという大前提もあります。
それは前職での議会との対立から不安視されると考えています。

今回の都知事選挙はいろいろな意味で個性的な3人の戦いとなり、
私は都民ではなくなりましたが注目していました。
やはり東京は日本の政治に直結していることは否めませんから。

ここ数年医師会の活動に携わり、
特にその間に3回の診療報酬改定を経験すると
診療が如何に政治と結びついているかが理解されました。
多分これは医療に限ったことではないはずです。

穿った見方かもしれませんが、議員を「先生」と名付ける理由がわかりました。

6月20日に告示され、7月7日投開票されましたが、
実は現在の知事の任期は7月30日までです。
小池都政のこれから任期はこれまで以上に公約実現に注目しなければなりません。

一方、函館市の大泉市長は就任1年を過ぎたところです。
当初から課題とされてきた「日本の中核市で最悪の人口減少率」。
具体策はどうでしょうか。

因みに中核市とは法定人口20万人以上で現在62市で、そのうち27は県庁所在地です。
函館市は2050年の想定人口は16万人ですが、現在その予測よりも速いペースで減少しています。

出生数、15歳以下の人口はどんどん減少しています。
北海道新幹線の札幌延伸でこの傾向は加速すると考えています。
若い世代は高校生になるまでに函館から離れてしまいます。
実際、施策を検討する議員の子供の世代はどれくらい函館で進学や就職しているのでしょうか。

市の実情を最も良く知る立場の人達が自分達の子供をどうしているか。
果たしていつまで「少子化対策」が実現性を持てるのか。

今回の選挙を振りかえると
地方自治体においてはやはり首長の考えが重要です。

小池都知事とともに大泉市長にも頑張って頂きたいと思います。

院長 小西宏明

2024-07-08 21:06:00

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