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人事異動

今日は青森の病院での外来と手術でした。

この時期はどこの病院でも人事異動が行われます。
ここまで御世話になってきた手術部師長が
元の病棟師長へ異動になるということで、
新しい師長にお会いしました。

手術部は病棟や外来とは全く違う診療内容や運用となり、
最初は戸惑いも多いだろうと思います。
しばらくは現師長がお手伝いをされるようです。

同様の考え方は看護師についても当てはまり、
新卒を除けばそれまで経験した看護とは全くことなることへの
驚きや不安があるはずです。

ところで外科医は一緒に仕事をする看護師の数が多く、
30年以上もやっていると、
看護師の適性や能力についても評価が出来るようになります。
あくまで医師個人の経験に基づくものであり、
主観的であることは否めませんが、
確かにピンと来るものがあります。

折しも今日からプロ野球が開幕で、野球の世界で言えば、
例えば斎藤佑樹や清宮幸太郎選手については
一軍に上がる前からの諸先輩方の見立て通りの展開であり、
然るべき経験者の見聞覚知は
いわゆる「当たらずとも遠からず」だと納得させられます。

さて手術での看護は独特であり、
ご本人が自覚しておられるかどうかは別として
我々の視点である程度適性や能力を見極めることが出来、
医師の立場で何を指導していけば良いか考えられます。

手術は外来や病棟とは違ったチーム医療であり、
看護師と医師の連携の”密度”が違います。

どこの医療機関でもそうですが、
一定期間ごとに集中的に特定診療科の手術を学んでいき、
およそ1年から2年で全科の手術を習得していくようなプログラムが多いと思います。
大学病院では手術内容が多岐に亘り、
それはそれは大変です。
特に脳神経外科と心臓血管外科はプログラムの最終コースとなることがほとんどです。

私は青森の病院では静脈瘤の手術しか行っていません。
昨年から順番に新しい看護師が手術メンバーに加わり、
手術内容を勉強しています。
もちろん個々人への対応は上記を踏まえて千差万別になりますが、
中には頭ひとつ抜け出して優秀な看護師もいます。
ただチーム医療である以上は、
全体のレベルアップが手術の質を決めます。

来月から新しい師長をお迎えして、
まずは師長をサポートしながら
当院と同等の手術が提供出来るように取り組んでいきたいと思います。

院長 小西宏明
 

2023-03-30 21:20:00

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医師会新会長選定

前会長と連絡が取れない状態が2ヶ月近くに及び、
本日臨時総会を経て新会長が選任、選定されました。

任期満了で行われる場合と違い、
今回はこれまでになく大勢の参加者がおられ、
ご参集の先生方から様々なご質問や意見がありました。

総じて言えば、医師会運営の根幹部分について
前会長の決定事項が多かったことへの疑義や問題提起であったと思います。

現役員に対する質問もありましたが、
我々でさえも知らない内容もあり、
確かに決定プロセスにおいて会長に依存していた体制を気付かされました。

これは新体制において大いに反省すべき点です。
ただ一方では以前に元会長が意見されていたのは、
「すべての情報や状況をすべての会員に公開して議論して決定することは難しい。
トップの判断で進めていかなければならない場合もある。」

このことの意味を理解された方がどれほどおられたでしょうか。
平易に解するならば、
「組織全体が100%賛同する運営は難しい。」と言えます。

それが故に組織運営にはトップを冠して、幹部を配し、
その下部組織として、本会で言えば理事会があります。

またもうひとつ重要な側面があります。
それは「無作為の罪」です。

一般会員からすれば”意外”となるか、
または”結託”しているのかと疑われるのも無理ないと思いました。
ただ実際にはトップの専決事項が多かったと言わざるを得ません。

今回は混乱状態を終息すべく、
まずは新トップを決めることが最優先事項でした。
そして総会での皆様のご意見を伺う限りでは、
皆、医師会を大切に思っておられことがひしひしと感じられました。

理事会はこれまで”無作為”であったわけではなく、
着々と新体制に向けてのステップを刻んでいます。
ただその歩みが十分に全体に伝わっていないのだと思います。

そしていよいよ本日新会長が決まりました。
日本全国の医師会を見渡せば、
会長が急な病気や事故で退任せざるを得ないことはあるはずですが、
今回は新体制に向けた会長の選定で、
全く意味合いが異なっています。
単に前会長不在からの後任者の決定ではありません。

会員からの要望のひとつには「運営の透明化」があると思います。
そして組織運営をわかりやすく伝えていくためには
「ひと、もの、金」の流れを知らせることだと考えます。
往々にしてこの事項に関連して疑義や不祥事が起こりえるからです。

医師会員とはほとんどが自営業者であり、トップです。
ご参集の方々も会場を出れば、一国一城の主です。
ご自身の組織運営が引いては大きな組織の運営への糧となります。

新体制のパズルピースがひとつ埋まりました。
組織運営において大切なことがもうひとつあります。
「情報」です。

4つのポイントを意識しながら運営を行いたいと思います。

院長 小西宏明

2023-03-29 21:17:00

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セブンイレブンコーヒー

2013年にセブンイレブンの100円コーヒーが発売開始となりました。
そこに込められた販売戦略は多くの媒体で紹介されていますので割愛しますが、
縁の下の力持ちとなっているのが、
カップ、マドラー、そしてコーヒーマシーンをデザインした佐藤可士和氏のブランド構成力だと思います。
ちなみに彼はセブンプレミアムのロゴなども手掛けています。

昨年7月には原材料などの高騰から110円に値上げされましたが、
結果的には販売数の急な減少は生じていません。

私も時々利用していますが、
少なくともこれが100円とは驚きの美味しさで、
10円の値上げは気になりませんし、
キャッシュレス決済を利用するため小銭の手間もありません。

余談ですが、この感覚はキャッシュレスの恐さですね。
財布からお金が無くならないのですから。

ところでスターバックスでは最も安いドリップコーヒーで350円です。
(ドトールコーヒーなら250円)

目隠ししてこの2種類のコーヒー当てをすると
果たしてどうでしょうか。
多分味の違いはわかると思いますが、
その違いに3倍の価格差として納得出来るでしょうか。

結論は「納得出来る」です。
あくまで個人的見解ですが。

何故ならそれぞれのコーヒーに求めているものが違うからです。
セブンコーヒーは”ちょっと”コーヒーという飲み物が欲しい時、
スタバはゆっくり味わって、出来ればサンドイッチやドーナッツも食べながら。

逆にセブンコーヒーでサンドイッチやデザートはイメージしませんし、
ちょい飲みなら、コスパを考えるとスタバは高いと思います。

後塵となるセブンイレブンは最初から棲み分けを意識した
ブランドを作り成功したのだと考えられます。

今、高級食パンの乃が美でフランチャイズ店を中心に閉店が相次いでいます。
これに関しては全国出店を目指したことが災いしたと分析する人もいます。
あの独特の食感、味に対して1000円の価値を見出すだけではなく、
貴重さ、入手しにくいというブランド故に、
1000円払っても欲しくなると言うわけです。

それがあちこち、どこでも手に入るとなれば
少なくとも手土産からは外れます。
事業を創業した人からすると店舗拡大、右肩上がりの業績は当然の目標かもしれませんが、
”ブランド価値”も大切です。
そもそもブランド作りは容易なことではありません。

今週もスタバでコーヒーを飲みました。
毎朝、フレンチローストという豆でコーヒーを煎れています。
これを通称「スタバ地獄に落ちた」と言うそうです。

でも朝の一杯は一日の活力の源です。

院長 小西宏明

 

2023-03-28 18:15:15

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オンライン認証システム

マイナンバーカードによる保険情報確認、
いわゆるオンライン認証が本格的に始まります。

しかしながら当院の機器を見ても、
なかなかスムーズとは言えません。
本日も業者にリモートにて札幌から調整してもらいましたが、
私自身のマイナンバーカードでテストしても改善されませんでした。

何となくではありますが、
アプリケーションの問題ではなく、
単純に読み取り機器の不良ではないかと思いました。

マイナンバーにいろいろな情報を紐付けて活用していくことは
これから益々進んでいくデジタル社会、スマホ社会においては
不可欠であり、また世界の状況を見ると不可避です。

ちょうどオープン戦で利用開始された日本ハムの新球場の
問題点などが放映されていました。
その中には館内の飲食がすべてキャッシュレスとなっていることもありました。
営業本部長は、混乱は想定内で収まっていたとの評価をしておられました。
野球を観戦に来る年代を考えると妥当な回答かなと思いました。

キャッシュレスとなれば心配なのはカードの不正使用、
引いては銀行預金の引き出しです。

私も一度カード会社から不正使用の疑いがあるとの連絡がありました。
ちょうど羽田空港で函館行きを待っていた時でしたが、
急いで使用停止を依頼しました。
未遂で終わったので、どんな不正使用だったかは知りません。
今は万が一に備えてカードの引き落とし口座を分離して
必要最小限の預金残高にしています。
定期的な残高確認や入金の手間はありますが、
被害を最小限にするには仕方がないと考えています。

実を言えば、連絡があった際に真っ先に考えたのは
連絡メールそのものが詐欺メールではないかということです。
敢えてメールにあった連絡先ではなく、
カード会社の緊急連絡先に電話して事情を確認しました。
搭乗待ちではありましたが、我ながら冷静であったと思います。
幸い直ぐに電話がつながり、”真実”を確認出来ました。

そして頻度の上でもうひとつ懸念されるのがシステム障害です。
ちょうど今日もSMBC(三井住友関連)で障害が発生していました。
先日はJALでした。

マイナンバーは個人の所得など生活の根幹に関わる重要な情報です。
通常のカードのように特定の銀行に紐づくのではなく、
その人の所得に関連する全てが登録されることになります。

そこにさらに病気のことや行政サービスのことなど
ありとあらゆる事がひとつの番号に集約されます。

大ざっぱな表現ですが、
デジタル社会において利便性とリスクは表裏一体です。

兎にも角にもオンライン認証機器がきちんと動作することを願っています。
ちなみに電子処方箋についてはアプリケーションすら完成していません。

東京の医師が集まって拙速なマイナンバーカード利用導入義務化について
集団訴訟を提起しています。

新しいことには必ず障壁がありますが、
目的が明確な場合は必ず乗り越えられると考えています。

栗山監督が言われていました。
「できるかできないかではなく、
やるかやらないか。」

院長 小西宏明
 

2023-03-27 21:08:00

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函館公園遊園地

朝から曇りでしたが、函館公園の遊具が動いていました。
冬の間は覆いが掛けられ、
乗り物部分も取り外されていました。

残念ながら昼には本格的な雨となり休止したと思います。

昔、実家の近くにも遊園地がありました。
もっと大きな規模でジェットコースター、プラネタリウム、
そしてプールもありました。


広島市文化財団HPより

通っていた小学校が出来たばかりだったので、
プール授業はその遊園地のプールで行っていました。
秋の菊の展示会に合わせて写生大会が開催されました。
冬はプールがアイススケート場になり、やはりスケート授業もありました。

きっと函館公園の遊園地に思い出がある市民も多いのはないでしょうか。
子供にとって遊園地はワクワクのパラダイスですから。

今年は桜の開花が早まる予報で、
ゴールデンウイークに合わせて開店する露店は
葉桜の下かもしれません。

例年よりも早く積雪がゼロになり、
今までで一番早くサマータイヤに交換してしまいました。
本格的な春の訪れが待ち遠しい限りです。

ちなみに当院は5月3日水曜日から7日日曜日までの5連休にします。
それまでは約6週間、頑張らねばです。

明日の早朝はみぞれ雪の予報です。
まさか積もらないとは思いますが、
とりあえず待合室は暖房オンです。

院長 小西宏明


 

2023-03-26 20:57:00

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ワンルームマンション投資

最近、遅ればせながらワンルームマンション投資の”闇”について勉強しました。
と言っても自験ではなく、YouTube動画のことです。

昨今のネット社会には様々な側面がありますが、
こういった誰もが陥りやすい”事故”について情報収集できて
自ら学ぶことが容易になったことはメリットだと思います。

内容の真偽については各自の判断であることは当然で、
例え情報源が紙媒体であろうと口コミであろうと同じです。

この投資の問題点については割愛しますが、
私が注目したのは投資を知ったきっかけです。
会社勤めして毎月きちんとした給与所得がある方々が、
冷静になって考えるとヤバイと気付く話に何故に惑わされたのかです。

ある動画サイトの不動産屋さんの説明によれば、
90%は紹介だそうです。
会社の先輩、同僚、知人、友人などです。
ちなみに残りのうち5%は投資セミナーの類いでした。

投資に絡む詐欺事件は枚挙に暇なしですが、
やはり仕組みが理解しにくいことが一番の落とし穴です。
特に不動産投資の場合、関連する法令も多く、
契約書や説明書の隅々までチェックする人の方が稀ではないでしょうか。
後で確認すると不利な内容であったということになります。

実はここがダマされるポイント2つあります。
つまりひとつ目は、投資内容がわかりにくいことです。
ふたつ目は信頼する知り合いだからです。

有名な長寿番組「なんでも鑑定団」に出てくる”怪しげな壺”と同じ構図です。
友人から買って欲しいと言われた、
曰く言われある説明を聞かされると大変高価なものだと信じてしまい、
タダ同然のものに大金を支払ってしまう。

もし自分が壺の目利きが出来る専門家であれば、
友人の話を聞くまでもなく
断ることが出来ます。

一方で、我々は全てのことを判断出来る専門家には成り得ません。
それが故にまず家族や友人に相談する、
自分で調べてみる、
専門家を訪ねる、などなどやるわけです。

しかし残念ながら最初から人を騙そうと企てている場合、
この本来の判断プロセスが崩壊させられるのです。
特に信頼していた友人自身もダマされていた場合は最悪です。
実際、上記の投資における紹介元もそのような事情が多発しているようです。
「負の連鎖」です。

来週末からはいよいよ新年度です。
新しい一歩を踏み出すということは
知らない世界に挑んでいくことになります。
未知とは危険と隣り合わせです。

春の陽気に誘われて気が大きくなり過ぎないように
折しもこの時期にタイムリーな動画で勉強出来たと思っています。

幸いあからさまにダマされたことはありませんが、
ニヤミスも経験しましたし、
損をしたこともあります。
無駄な買い物だったと反省することもありました。

自分の失敗を振り返ることは楽しいものではありませんが、
歳を重ねると、
「あれも勉強だった」と冷静に分析出来ます。

小学生の頃、
年末に大きなエビを沢山食べて
折角のお正月、腹痛と下痢に苦しみました。
あれ以来、腹八分目が身に染みています。
今でもあの時のエビのえぐい味がこみ上げてくる感じは忘れません。
でもエビは好きですが。

マンション投資が最後はエビの食あたりになりましたが、
失敗から学んだ事は本当に身に付きますね。

院長 小西宏明

2023-03-25 21:43:00

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モーニング珈琲

YouTubeを見ていると出勤前や帰宅後の
”ルチーン”の生活が公開されています。

通常、起床してから家を出るまでには
朝食を含めてやらなければならないことが沢山あります。

様々な意図を持って自らの生活を公開されるのだと思いますが、
確かに毎日同じことを繰り返しているのは誰しも共通ではないでしょうか。

自分のことを考えてみると、ほぼ毎朝同じ行動をしています。
その中でも特に夜寝る時から楽しみしているのはモーニング珈琲です。

お酒が好きな方は一口目のビールの美味しさを挙げられると思いますが、
あれと似ていて
一日の始まりとしての一口目のコーヒーには格別の美味しさがあります。

豆は以前からスタバのダークという種類から選ぶことが多く、
バルミューダのコーヒーメーカーを使っています。
数年おきにコーヒーメーカーは買い換えてきましたが、
バルミューダのものが今まででベストです。
詳しくは会社のホームページを見て頂きたいと思います。


これが入れ終わった直後の様子です。
コーヒー豆の中心が凹んでいるのがわかると思います。
お湯の注がれ方が敢えて均一ではないのです。
バリスタの入れ方を模した仕様です。

また文章では伝えにくいのですが、
作動中と出来上がった時の音、音楽?も
期待を高めてくれます。

実に心憎い演出です。

そしてもうひとつのお気に入りは
出来上がったコーヒーが貯められたポットです。
銀色の本体とフチから取っ手の黒い部分の形と質感が
何とも所有欲を満たしてくれます。

故に毎回洗い終わると直ぐに水滴を拭き取ります。
放っておくと水道水のカルキの跡が残りそうですから。

とまあ、細々と拘りのある製品であり、
それが消費者にわかりやすい形で表されている点は
さすがバルミューダ社だと感心します。

ちなみに直近のバルミューダフォンのように
大失策もありますが。

美味しいコーヒーと
特徴深い製品に満足感が高いのは
いずれも”欲”を満たしてくれているからだと思います。

欲というと何やら良からぬもの、悪いイメージの方が勝ることも多いのですが、
英語の”want"を当てがうと良いかもしれません。

物事の原動力には
「ああしたい、こうしたい、あのようになりたい」という欲があります。
そういった欲を持つこと、そして満たすべく努力することは大切です。

毎朝コーヒーを飲むと、
「美味しいなあ、また明日も飲みたいなあ」と思い、
器具を洗い終わると、
「きれいだなあ」と充実感があります。

毎日体調も違うし、外を見れば天気も晴ればかりではありませんし、
やらなければならないことも山積ですが、
何かしらの充実感や満足感があれば、
気持ちをリセット出来ます。

「楽しいことを考えよう」という人生訓があります。
朝のコーヒーはそんなスタートになっています。

院長 小西宏明

 

2023-03-24 20:58:00

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残務処理

今日は休診日で青森出張もないことから
朝から残務対応しました。

予定通り早朝より業者が来られて、
クリニックの看板が撤去されました。
想定以上に基礎工事が強固で、午後まで工事が続きました。
新しい看板は来週設置されます。

その他たまたま色々な兼ね合いで
医師会健診センターの見学、
そして医師会病院の事務処理のため
それぞれの場所を訪れて
各事務部長とお話することが出来ました。

函館市医師会は4つの事業を行っています。
1.夜間急患センター
2.医師会病院
3.健診検査センター
4.看護リハビリテーション学院、です。

それぞれ何十年も運営されているもので、
その発端からの経緯には様々な内外の要因が絡んでいます。

個人的には医師会理事として未だ4年余りであり、
事情の一端をかじった程度です。
故に物事の極限られた側面しか捉えられていない可能性が大です。

その若輩者の目から見てすぐにわかる特徴があります。

「こんなに多くの重要な事業をやっているんだ」、です。
そして「これは会社で言えば○○ホールディングズ(HD)だな」と。
しかし「公益性が高く、営利目的ではないんだな」と。

HDの会長は医師会長だな。
各事業(会社)の社長は○○だな。

組織や事業を見ていく上では
構成とそれぞれの指揮命令系統を知ることが重要だと考えています。
100%ボランティアでない限り、
「人、もの、金」と言う視点は必須であり、
その中で、まず抑えるべきは”人”です。

そういった目でHDを見てみると
医師会長の管轄範囲が大きいことがわかります。
ワンマン経営ということとは逆の意味で、
責任が大きすぎると思います。
とてもひとりで考えていける量と質ではありません。

今回、前会長の不在が長期化したことから
来週新会長が選出されます。
少なくとも現状の課題の洗い出しとそれに対する対応の方向性を決めていく必要があると考えます。
そしてひとりに責任が集中しない組織運営が望まれます。
何故ならこの大きなHDはメタバースだからです。

HDを運営しているのは、それぞれの事業の構成員ではありません。
各自がそれぞれの医療機関に所属しています。

実は似たような組織は身近にあります。
町内会やPTAです。
私が最初に気付いた特徴の3番目です。

それが故に長続きする秘訣は侍ジャパンと同じ、チーム力だと思います。

院長 小西宏明

2023-03-23 20:59:00

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WBC優勝

時差の関係で朝から試合があり、
午後から夜の話題は優勝一色になりました。

14年ぶりの王座奪還もさることながら
アメリカのタイトルホルダー揃いのドリームチームに
勝ったことが素晴らしいと思いました。
個の力だけではないチームの結束力の賜物です。

試合前の大谷選手の言葉、
「憧れてしまったら、超えられないので。」
結果、有言実行でしたが、
いろいろな場面で自分に当てはめて考えられると思います。

と同時に在り来たりではありますが、
高い目標をもって努力することの大切さを改めて感じさせられました。
シンプルなメッセージほど
心に響きます。

折しもコロナ禍からの経済の正常化と
来週土曜日からの新年度の始まりが重なってきます。
この王座奪還に鼓舞されて
各自が新たな歩みを進められるのではないでしょうか。

明日は当院は休診で、
開院以来使用してきた大きな看板を改修することにしました。
新年度に向けてのプチ化粧直しです。

どうか天気が崩れませんように。

院長 小西宏明

2023-03-22 20:35:00

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函館駅前再開発

夕方のテレビ番組で函館大門の特集がありました。
昔の賑わいが紹介されるとともに
旧棒二森屋の一角にあるサテンドール喫茶店が5月閉店、
6月から解体と言われていました。

向かいにあった和光ビルは2013年11月に解体でした。
あれから10年で駅前のもうひとつのランドマークもなくなります。

跡地利用はすでにイオン、ホテルなど予定済みですが、
現在のキラリスの状況を考えると複雑な想いです。
さらに2019年12月開業の駅前商業施設ハコビバもしかりです。
少なくとも地元の人でリピーターとなっているのでしょうか。

函館市と同規模の青森市では4月25日、駅前にスリーという
商業施設とマンションなどが併設されて複合施設がオープンします。
ここは中三青森(1974年開業)が2011年に民事再生法の手続きを開始し、
2019年に閉店した跡地です。

駅前の好立地であっても非常に厳しい経営を強いられていたことが伺えます。
さらにスリーは開業を控えた現在の3月であってもテナント募集が続けられ、
スタッフの求人広告が出ています。
どうなのでしょうか、開業時にすべてのフロアーが埋まっているのでしょうか。
そもそも働き手は潤沢かどうか不明です。

そして個人的には商業施設が併設されたマンションには課題があると考えています。
マンション管理です。
マンションは10年ごとにインフラの整備、
そして数十年では立て替えを含めた大規模修繕が必須です。
ところが低層階に商業施設があると
その調整は単純な集合住宅とは違ってきます。

特に商業施設が健全経営でテナントが埋まっている場合は未だ良いと思いますが、
想定を下回っている場合、空きスペースが多い場合、
修繕費用はどのような分担になるのか不安が出てきます。
もちろんマンションの分譲部分の完売は必須条件です。

ところで函館は面白い立地です。
つまり1時間余りで東京に行けます。
北海道新幹線が延伸されれば、
1時間余りで札幌に行けます。

果たして函館に大型商業施設が必要かどうか。

以前スタッフの家族が盛岡に住んでいました。
盛岡には大きなイオンモールが2つあり、
休日は駐車場待ちにもなるほどです。
ちなみに人口は28万です。

地方都市でこのような施設が生き残っていける要因の分析には利用する人と”時”があると思います。

盛岡駅はいわゆる駅ナカがひとつのモールを形成していますが、
駅周辺は昔ながらの小さな店舗がひしめいています。

駅とその周辺を利用する人と利用する”時”、
郊外の大型モールを利用する人と”時”、
これが上手く棲み分けられている気がします。

函館についても同様の考え方が必要だと思います。
一旦引いた青写真通りに進んでいくのか。
少なくとも棒二森屋が閉店した2019年と今では経済社会は大きく変化しました。
コロナ禍も影響しています。

箱物は30年経てば、いくら栄えていても何らかの改修が必要です。
2050年までに函館の人口は20万人を下回っています。

コンパクトシティーという発想は日本全国のキーワードだと考えます。

院長 小西宏明

2023-03-21 21:09:00

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