HOME医師のご紹介当院のご案内診療案内交通案内ギャラリー

クリニックブログ

数学的思考力

数学的思考力

日本の数学教育に危機感を唱える先生がおられます。
芳沢光雄 教授
「%が分からない大学生 日本の数学教育の致命的欠陥」 光文社新書

訴えの概要を解説した記事を読むと、
理解していく過程よりも、答えにたどり着く”やり方”を覚えさせる指導の問題を指摘しています。

公式だけを次々暗記して、当てはめて答えを出すだけ。
マークシート方式に対応したテクニックとも言えます。

数学の楽しさ、面白さは問題を解く過程にあり、
結果として正答があるのだと思います。
試行錯誤を繰り返しながら解答を導き出すことにこそ意義があります。

約40年前に受験した京都大学の数学の入試では、
150分で6題、解答はすべて記述式で、その過程に対して部分点がありました。
故に正答していなくても加点されました。
優秀な受験生は別解も記述していたそうです。

また大学の教養課程の数学には有名な教授がおられ、
定期試験で解答できない問題があると、
独自に問題を作って回答することも認めて下さいました。
要するに授業で学んだ数学的思考を別の問題で回答することを許して下さったのです。

数学的思考力は小学校高学年から身につけていくべきものです。
最初に”やり方”だけを記憶する術ばかり教えては、将来の伸びは期待出来ません。

実社会には”やり方”のような最初から決まったものはありませんし、
どんなことも試行錯誤です。
さらに問題すら自分で探していかなければなりません。

鉄は熱いうちに打て、若い時の教育や経験が大切です。

院長 小西宏明

2019-09-09 21:41:03

クリニックブログ   |  コメント(0)

 

コメント

お名前
URL
コメント

地図はこちら

お問い合わせ、0138-83-2080
クリニックブログ
Page Top