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共通の認識

共通の認識

医療従事者で人体解剖や生理学を学んだ人であれば
当然理解している共通の理解や用語があります。

例えば年齢と性別です。
患者さんがどんな症状を訴えているかよりも重要です。
年齢と性別からその人の正常な身体の状態、
そして想定される病気がわかります。
研修医の症例提示における指導の最初は、
「まず患者の年齢と性別を言え」です。
いきなり主訴や病状説明をしてはいけません。

次には身体の部位の表現です。
”手”と言えば解剖学的には手関節より先を指します。
手、前腕、肘、上腕、肩までが日常用語の”手”です。

また医学用語で縦方向というのは体幹や上下肢の長軸方向を意味します。
故に横方向とはそれに直交する向きのことです。
ところが日常用語では縦は地面に垂直な状態であり、横は地面に水平方向です。

臥床している処置患者に絆創膏を固定する場合、
「縦に貼って下さい」という指示は、
体幹の軸、いわゆる長軸に沿った方向に貼るという意味です。
でもそれは地面に水平方向になり、
日常会話としては横向きに貼ったことになります。

同様のことは胸部レントゲン写真にも言えます。
我々が”右側”と言えば、それは患者さんの身体の右側のことです。
しかしフィルムまたは画面上では左側に写っています。

このように医療従事者間では独特の共通理解が存在します。
知らず知らずに身につけていくのだろうと思いますが、
一方では一般の方々との認識にズレが生じることにもなります。

相手に合わせて少なくとも2種類のものさしを使い分ける必要があります。

院長 小西宏明



 

2020-05-14 22:54:51

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