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死亡率

死亡率

新型コロナウイルス感染症が問題となって半年近く経ち、
医学論文、公的な発表、そして個人の見解など
様々な分析や意見が交錯しています。

それらをどのように取捨選択して自分達の”新しい生活”に活かしていくか、
情報過多が否めず、より慎重にならざるを得ません。

特に「オオカミが来たぞ!」のような情報には注意が必要です。

さて緊急事態宣言解除後、東京アラート解除後、
特に東京と北海道では連日多数の感染者の報告が止まりません。
しかしそれに対する行政や市民の反応は明らかに以前とは異なります。
良く言えば”冷静”、悪く言えば”ペーターとオオカミ”です。

確かに感染者の内訳は無症状や軽症の若者が中心であり、
かつ以前とはPCR検査対象者が違います。
感染者が掘り起こされているという意見も肯けます。

日本の感染者数は、検査対象者の絞り込みのせいで他国に比して極めて不正確です。
他方最も正確なデーターは”死亡者数”です。
そこから死亡率が算出されます。
似た言葉に”致死率”がありますが、これは感染者のうち死亡した人の割合です。

死亡率は人口当たりで、通常10万人を分母にします。
ここから重要なことがわかってきました。
欧米とアジアの劇的な差です。
欧米は30から80人/10万人に対して
アジアは0.05から0.8程度です。

この差の原因は未だ不明ですが事実です。
人種の差、新型コロナウイルスの株の差、そしてBCG接種の影響などが考えられています。
特にBCGには関連性はないという研究結果が出ましたが、
BCGの中でも日本株といわれるものに限定すると明らかな差が見られます。
強く免疫を惹起する可能性があるのです。
一方で個体差は如何ともしがたく、同じ予防接種でもすぐに免疫を獲得する人とそうでない人がいます。
日本で死亡した人の中にはそのような可能性も考えられます。

いずれにしても日本人は欧米人に比較して死亡に至りにくいことは事実です。
ただ個々人について言えば、
感染するかしないか、
死亡するかしないかに変わりありません。
故に感染予防策は堅持する必要があります。

若者の中には、自分は感染しないと思ったと弁解するものや
熱があっても出勤したり、
検査を受けた後でさえも待機指示に従わずに自宅から移動したりするものがいます。

感染症の恐ろしさは他人に移すことです。
新型コロナウイルスは特殊で、無症状でも相手に感染させてしまいます。

京都産業大学生、山梨のOL、そして昨日の熊本の事例。
喉元過ぎれば熱さを忘れる。
コービーは不滅です。

院長 小西宏明
 

2020-06-27 21:30:55

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