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ポリドクター

ポリドクター

ポリドクターとは文字通り多くの医者または医療機関にかかっている状態です。
これは高齢者に多く、
眼科、呼吸器内科、循環器内科、整形外科、皮膚科・・・

問題となるのは多剤併用の薬剤の相互作用と多数の内科受診です。
前者はお薬手帳の普及と薬剤師の丁寧な対応によってかなり防止出来るようになっていると思います。
さらに今進められている「オンライン資格確認システム」の本格稼働によって
患者の服薬内容をリアルタイムに確認できるようになります。
お薬手帳がない場合でも同種同効薬の処方を防ぐことが出来ます。

一方後者については問題の根は深く、2つの要因があると考えます。
ひとつは現場における総合医、家庭医の不足です。
特に今現在地域医療を担う医師の若い頃は総合医教育がありませんでした。

今の医学生は全身を総合的に診る教育を受け、
4年生の段階で全国共通の試験(筆記と実技)が義務付けられています。
さらに医師となった初期研修ではローテーション方式で複数の診療科を経験します。

医学生、初期研修医とも
総合内科、総合診療、家庭医への取り組みが定着してきています。

もうひとつの要因は患者側にあります。
同じ病気、症状で複数の医療機関を併診することです。
すでにひとりの医師が治療を行っているにもかかわらず別の医療機関を受診する。
患者側には色々な事情があるでしょうし、一般にセカンドオピニオンは有用です。

しかし医師は誰しも一所懸命に治療しようとします。
まずは担当医を信頼して治療に専念してみることが重要です。
担当医との信頼関係は治療効果を上げるためには必須だと思います。
少なくとも何でも相談してみるべきです。

当院にも少なからずセカンドオピニオン的な初診希望を頂きますが、
多くはすでに確定診断がなされ治療が開始されており、
お電話の内容やお薬手帳からは担当医の思考過程が類推出来ることもあります。
故に初診されたとしても、担当医の治療内容を解説して終診になります。

地域の診療所は”かかりつけ医”であるが故に、
何でも相談してみるべきです。
医師同志も同様で、どんどん専門医や総合病院の先生に相談しています。

患者と医師、医師と医師のいわゆる”風通しの良さ”が
ポリドクターの弊害を減らせると思います。

院長 小西宏明

2021-09-14 21:30:00

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