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ちょっと半歩先をいく提言

ちょっと半歩先をいく提言

新型コロナウイルス感染症の有識者会議の尾身会長の言葉です。

今日の函館の感染者数速報では150名を超えています。
渡島管内を含めると200オーバーです。
「足が速いな!、まだ5月6日なのに」

会議メンバーで行動社会学が専門の大竹教授は
早急に2類から5類への変更を提言されているようです。
新型コロナ感染症もインフルエンザ同様に市中の医療機関で対応して
社会経済活動を通常運用に戻そうというお考えかもしれません。

当然日本医師会は反対しています。
専門家の間では数字に基づいて議論がなされているはずですが、
それとは別に”現場の肌感覚”というものがあります。
もちろん主観で国の大きな決定が進められることは望ましくありません。

今回のゴールデンウイークを総括出来るには今月末までは待つ必要があると考えますが、
少なくともこれまでの感染状況からは
1.オミクロン株関連の感染力はこれまでで最高である。
2.ほとんどが軽症。
3.ワクチン接種によって特に高齢者の重症化は予防出来ている。
ということは間違いないと思います。

これだけ考えると「感染しても全体として重症者が少なければインフルエンザ同様の対応で良いのでは」
と思われるかもしれません。
確かにインフルエンザでも二次感染などで入院、さらに死亡する方もおられます。

しかし感染症とは入院や死亡(医療提供体制の逼迫要因)だけで評価されるものではありません。

私が今注目しているのはコロナ後遺症です。
これは今までの感染症では余り経験していません。
インフルエンザに罹患して投薬や自宅療養で回復した人が、
その後に後遺症で長く通院することはありません。

オミクロン株では軽症者が1か月前後で倦怠感を特徴とする後遺症を発症していることがわかってきました。
後遺症については診断や治療、疫学的調査は未だ行われておらず、
先駆的医師や医療機関での集計が待たれます。

未だ原因は不明ですが、アルファ株、デルタ株の病態分析からは
何らかの免疫応答の障害が示唆されています。
感染症に対する免疫反応は外敵に対する武器であるとともに、
自分自身に対する的外れな攻撃のリスクも孕んでいるからです。

いずれにしても現時点では新型コロナウイルス感染症の全貌は明らかではありません。
後遺症を含めた全体像が把握出来るまでは監視の手を緩めるべきではないと考えます。

すなわち「感染者数の把握と隔離」です。
通常の社会経済活動に戻しつつ、
感染者を隔離して無症状のまま周囲に感染を拡大させるリスクを防止すべきです。

感染すると自分の周囲には感染に弱い人や
後遺症に苦しめられる人がいるかもしれません。

院長 小西宏明

2022-05-06 19:42:00

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