HOME医師のご紹介当院のご案内診療案内交通案内ギャラリー

クリニックブログ

説明依頼

説明依頼

初診希望には様々な理由があります。
少なからずあるのが病状や治療内容の説明です。

これらの対応には未だに苦慮します。
病状の説明は担当医から少なくとも1回なされています。
おそらく外来が混雑してゆっくり説明する時間がなかったり、
説明の仕方に問題があったりする医療者側の問題のみならず、
忘れてはならないのが患者さんやご家族の理解度です。

以前にこのブログで紹介したように
診察室での説明の約半分は会計時にはすでに記憶が曖昧になっています。
聞き慣れない用語や内容を一回聞いて理解することはなかなか困難ですから。

また治療内容の説明依頼にはもっと悩んでしまいます。
治療方法にはガイドラインもあり、現在の日本での標準的な方法もありますが、
それに影響する患者の個別要因があるため、
担当医の治療の選択は複雑にならざるを得ません。

薬ひとつ取っても、きちんと服用する人、飲み忘れが多い人、自己判断で調整する人、
認知機能低下により服用しているかどうかさえわからなくなっている人、
そして敢えて医師に服用状況を知らせない人など様々です。
これを服薬コンプライアンスと言い様々な分析があります。

多種多様な要因を踏まえた担当医の思考過程を、初対面の医師が推測して説明することは出来ません。
一般的な医学知識に基づいて推定しても、
患者さんやご家族が期待される部分に的確に回答することは極めて難しい。
説明の仕方や理解のされ方によっては
担当医批判と誤解されることさえ危惧します。

故に原則、担当医の診断や治療を説明しなおすことは避けています。

と言うところまでは、これまでにもブログで説明したことがあります。
このようなニュアンスで初診希望をヤンワリとお断りすると転医の申し出を頂く場合があります。
そうなれば最初の診断から仕切り直して治療を再構築させて頂きます。
しかし中には前の病院と変わらない治療だということで、
いつしか来院されなくなり、実は前医にカムバックされている方もおられます。

医学が進歩して色々な検査や治療が可能となりました。
そしてその内容も地域格差や病院格差も縮小しています。
もともと日本は医療機関へはフリーアクセスですから、
どこでも同じ医療が受けられることは喜ばしいことです。
患者側の自由度は諸外国に比して極めて高いと言えます。

しかし医療を受療する権利を過度に主張されてしまうと
我々医療者側も対応に難渋し、お叱りを受ける場面があります。

まずは担当医を信頼して頂くことが大切だと思います。
病気を見つけて治そうと必死です。

それであっても忙しい時は十分に診ることが出来ない場合もあるでしょう、
例え担当患者さんであっても、状況に応じて他の医療機関をご紹介することもあるでしょう。
もちろん当院でもそのようなことはあります。

確かに”良い”お医者さんに巡り会えるのは大変かもしれませんが、
皆頑張っています。

服薬アドヒアランス
医療従事者と患者さんが一緒になって治療方針を決定し、
治療に取り組んでいくこと。

同じように「診療アドヒアランス」があることが重要です。

院長 小西宏明

2022-05-10 21:20:50

クリニックブログ   |  コメント(0)

 

コメント

お名前
URL
コメント

地図はこちら

お問い合わせ、0138-83-2080
クリニックブログ
Page Top