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末期癌

末期癌

以前に専門医に紹介した患者さんについて返事を頂きました。
やはり想定したように癌の末期でした。
ここ数ヶ月で2例目です。

いずれにも共通するのはかかりつけ医がいないこと、
症状があっても様子を見ていたこと、
そしてそもそも異常だと認識していなかったことです。

医学、医療は進歩していても
治せない病気は沢山あります。
「早期発見と早期治療」、さらに予防が重要です。

健康な人にとっては当たり前だと納得されますが、
体調に異変を感じた人が皆これを実行出来ているでしょうか。

それはコロナ感染者をみているとわかります。

コロナウイルスに感染した時の症状は発熱、咽頭痛などで、
毎日のように見聞きしているはずです。
しかしいつもの風邪だと考えたり、少し部屋が乾燥していたためだと判断して
医療機関に相談されることがなかったり、
症状を申告せずに受診されることがあります。

先日も受付からすぐに自家用車に戻って頂き、
その後のPCR検査で陽性となりました。

「病気であるはずがない、これまでずっと元気だったのだから。」
この心理は十分に理解出来ます。

一方で
「病院では痛い検査をされたり、苦しい治療をしなければならないから行きたくない。」
このような不安や恐怖もあると思います。

癌の末期で初診された場合の治療は難しく、
余生を少しでも安楽に過ごせるような緩和ケアが中心になります。
しかし病院を受診するまでの間、自分の思い通りに過ごされたことは
ある意味では終末期の自己決定権に通ずるものがあると思います。

現状を受け入れて前に進むのは患者だけではありません。
我々医療従事者も同様であり、
検査などを出来る限り進め、今後起こりうることを予想して
今出来ることを共有していきます。

短期間に連続して末期癌の患者さんを診ると、
改めて緩和ケアを専門とする医療従事者のことが思い起こされます。

人生の質とは何かを考えながら、
安楽に過ごせることを願っています。

院長 小西宏明

2022-05-18 18:53:21

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