昨日は青森の病院で手術でした。
新幹線の車窓から水を張った水田が見えるようになりました。

何処見て撮ってたんだという写真ですね・・・
月に数回ではあっても外出出来ることは大いに気分転換になります。
実際ほとんど車内では寝ているのですが、
幸い?函館と青森間はトンネルが多く、
発着駅周辺だけこういった季節感のある景色を楽しむことが出来るのです。
折しも愛知県豊田市では明治用水で起きた大規模漏水で、
周辺の農家では田植えが危ぶまれています。
”水田”と言われるくらい、米を作るには水が不可欠ですから。
田んぼに水が張られた状態を目にするのはごく短い期間です。
田植えになれば今度は一面が新緑を思わせるような景色に一変します。
その後は坊主頭の髪の毛がだんだん伸びたような状況になり、
夏には風でそよぐ程に成長します。
そして黄金色へ。
改めて日本の四季と人々の営みに感じ入ってしまいます。
一方で季節を感じることなく怒濤の忙しさだった研修医時代を思い出します。
唯一の外出は月いち土曜日の夕方、新橋の木曽路へしゃぶしゃぶを食べに行き、
当時新発売されたアサヒのスーパードライを飲むことでした。
土曜の午後、病棟業務を終えて研修医用のラウンジでくつろいでいると、
先輩が「今晩行くか?」と誘って下さるのです。
病院から出た時の外の空気が何とも言えません。
何でしょう、遠足気分のようでした。
現実的に言えば、大きな道路には土曜日でもどんどん車が走っているのですが、
それでも院内の空気とは違った清々しさがありました。
もちろん口の中は喉ごしスッキリのスーパードライを待ち受け状態です。
梅干しを見て唾液が出るが如しです。
今週末は当番病院に割り当たっており、2週間連続勤務です。
それでも研修医時代と比べれば何のその。
張り切って参ります。
院長 小西宏明
2022-05-20 21:09:00
クリニックブログ
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