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休日当番医

休日当番医

今日は休日当番医でした。
天候は曇りで寒すぎず暑くもなく、
まあまあでした。
天気は体調にも影響しますし、悪天候では受診を控える方もおられます。
それが急患と言えるかどうかは別問題ですが。

最終的にはいつもながらのペースでの来院でしたが、
やはりこのコロナ禍、検査目的の問い合わせが数件ありました。
函館市の場合、土曜の午後から月曜までは市内でリアルタイムに検査が出来るところは
おそらく1箇所だけだと思います。
抗原検査キットは簡便な方法ですが、
あれはあくまで陽性確認のみです。陰性であって後日PCR検査が陽性になる方は多数おられます。

ちなみに日曜日の速報(月曜日発表)では市内で70名余りです。
減少傾向は続いています。

来月には夜間急病センターの当番もあります。

ある程度の経験年数のある医師なら誰でも感じていることですが、
日本においては”急患”の定義が医療従事者と市民では大きく乖離しています。

ひとつは本当に夜間や休日の受診が妥当であるかということです。
「1か月以上前から」
「今通院している病院では良くならないから」
「ウイークデイや日中の時間帯は仕事で忙しいから」

もうひとつは症状が悪化する前にもっと早く受診すべきだった方です。
数日前から具合が悪かったのにギリギリまで我慢していた。

これは何も休日や夜間に限りません。
「本当に受診すべき人がなかなか受診せず、急ぎではない人が沢山受診する。」
これが現場の”肌感覚”だと思います。

しかしこれは人の心理、
ある意味では動物の本能にも関連する受療行動だと分析しています。
すなわち普段から健康な人は「自分は病気ではない、たいしたことない」と考え、
持病がある人は「これは何かまた悪い病気の初期症状かもしれない」と不安になることです。

テレビドラマで救命救急センターなどが舞台となり、
日々忙しく働く主人公達にスポットが当てられ、
視聴者は現場の緊迫感に釘付けになると思います。

もちろんあれは視聴率を上げるためのディレクターの施策が影響しています。
私の友人も何人か”医療監修”としてドラマ作成に関わりましたが、
それはそれはディレクターの要求は強いそうです。
フィクションとノンフィクションのせめぎ合いです。

実際には重症者やそのまま入院治療になる人はそれほど多くありません。
一方で軽症として徒歩で帰宅する人も一定割合います。
もちろん山ピーやガッキー、ギバちゃんのようなかっこいいドクター?が診てくれるとは限りません。

ちなみに米国の急患外来は違います。
緊急入院や手術になるような重症者が多く受診します。
それでも昔流行った「ER」というドラマはやり過ぎだと米国の友人は言っていましたが。

いろいろと思うところはあっても、
少なくとも夜間休日に出来る検査や治療は限られ、
クリニックで対応できる病態も限られます。
大原則は通常営業時間帯に病院にかかることです。
人、もの、時間が潤沢であることで患者さんに最も質の高い医療が提供されますから。

院長 小西宏明

2022-05-22 19:53:00

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