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側溝掃除

側溝掃除

今週前半は雨の予報のため久しぶりに側溝のゴミ掃除をしました。
まだ今は大丈夫ですが、
秋が進むと近くのイチョウが落葉して排水溝を塞いでしまいます。

今回、ゴミのほとんどは乾いた砂でした。
一部クモの巣もありましたので、長く大量の水が流れていない証拠です。

以前にこのブログでもお伝えしたように、
毎回側溝を掃除する度に、施工業者の雑な作業が目に付きます。
例えば側溝を形作るU字型ブロックはお互いの隙間が不均一ですし、
金属の蓋とアスファルトの境界が真っ直ぐになっていません。

幸い排水に支障はありませんが、
見る度に残念な出来上がりです。

たかだか1m余りの側溝ですからおそらく1人の方が作られたのだと思います。
現場監督とかハウスメーカーの問題ではなく、
個々人の仕事の仕上げに対する意識の問題です。

数年前に当院スタッフが自宅を建てられましたが、
設計施工を担当した会社とその職人の仕事は非常にレベルが高いものでした。

端的に表すなら、
「真っ直ぐなものが真っ直ぐに、水平が水平に」です。
つまり歪みがない仕上げになっています。

日常生活を思い浮かべても
直線を引くとか、真っ直ぐに切るとか、はみ出さないように糊を塗るとか、
とかく”真っ直ぐ”は簡単ではありません。

某漫画家がインタビューで引退の話をされた時、
「フリーハンドで真円が描けなくなったら」と答えていました。

頑張っても上手く出来ないことは多々ありますが、
諦めたり妥協したら絶対に綺麗な出来上がりにはなりません。

未だに許せないのは2009年民主党の某議員の
「2位じゃだめなんでしょうか」発言です。
事業仕分けという伝家の宝刀を抜くかのような政治ショーの感が否めません。

直後にノーベル賞受賞者の野依良治先生が
「歴史という法廷に立つ覚悟があるのか」と政治家達に迫りました。
結局、多方面から抗議が殺到して翌月には予算凍結は撤回されました。

41歳の若き政治家、専門知識のない事柄について数分の答弁で決断する。
すでにこの失態は後世に語り継がれるものとなりました。

スポーツ、芸術、勉学に一所懸命に取り組んでいる子供達や若者に
「1位じゃなくてもいいんじゃない」と言っているようなものです。

某議員は後に発言の真意を説明しておられ、
若気の至りと納得される方もおられるかしれませんし、
切り取り報道と片付けられるかもしれません。

しかしこれは医学に携わるものにとっては
許し難き発言です。

処理水を汚染水と言ったのとはレベルが違います。

とまあ、こんなことまで考えさせるくらい、
側溝の施工は”許し難き”です。

院長 小西宏明

2023-09-10 20:22:00

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