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患者紹介

患者紹介

クリニックは医療提供体制の分担で最も下層に位置します。
「実地医家」という言い方もされ、市民や患者に最も近い位置づけです。

それが故に上層に位置する二次病院や三次病院、
また状態によっては慢性期病院に紹介して連携を図っています。

そして紹介があれば逆紹介もあります。
すなわち検査や治療を終えて
上層から再び下層に戻ってくることです。

これらは医療提供体制の中の”上下”の連携と言えます。

またもうひとつクリニックにおいては”水平”連携もあります。
例えば内科から眼科、耳鼻科、皮膚科、整形外科のように専門クリニックへの紹介です。
内科同士では循環器専門から消化器専門への紹介というものもあります。

実はもうひとつの水平連携があります。
今日、開院以来10年近く通院されてきた患者様を紹介しました。
遠方のクリニック(当院)から近所のクリニックへの紹介です。

高齢になり車を手放して、公共交通機関の利便性(不便さ?)を考えると
徒歩圏内にある医療機関への転医は自然な流れと言えます。

当院では特に超高齢者の生活習慣病での初診希望については
お住まいの場所を必ず確認しています。
生活習慣病の場合、定期通院は欠かせませんから、
家族のサポートを含めた交通手段が治療継続の重要な要因です。

コロナ禍で急速に要件が緩和されたのがオンライン診療です。
本来は感染予防の仕組みではありませんでしたが、
結果的にはひとつの診療手段として普及出来たと思います。

また昨今の過疎地域におけるスーパー難民対策としての
移動販売車のことを考えると、
もしかしたら移動診療所も高齢者の診療の選択肢になるかもしれません。
ただしかなりニッチな需要への対応で経営上の困難さはありそうです。

4月からは6年に1回の医療と介護の診療報酬同時改定です。
医療介護は飲食や小売り業とは違う仕組みであり、
事業の継続が大きく左右されます。

中医協、厚労省も時々の医療情勢を鑑みての妥協策を模索した結果とは思いますが、
地域の高齢者とそれを支える医療従事者の高齢化は
1年ごとに進行しています。
そろそろ必要に応じた混合診療、自由競争原理が導入されても良いと考えます。

院長 小西宏明

2024-02-20 09:20:00

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