いよいよ今年7月6日に開業する星野リゾートの「OMO5函館」の
詳細が発表されました。
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo5hakodate/
旧ホテルWBF函館 海神の湯が昨年8月末に営業終了して改修したものですが、
他の全国のOMOホテルブランドに沿って
「百二十%ハコダテ」をコンセプトにしています。
全国でその土地土地の魅力を再発掘してきた星野リゾートが
この函館の何にスポットを当てたのか、
とても興味深くみています。
そもそもOMOシリーズは「テンションあがる街ナカホテル」を標語として、
「街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテル。
思いもよらない魅力に出会い、知らず知らずのうちにその街までお気に入りに。」
ということで、全国に17施設、北海道は札幌すすきの、旭川、小樽、そして函館です。
上記URLを参照して頂くと星野佳路氏のキーワードが見えてきます。
すなわち函館を120%満喫する過ごし方の提案です。
1日目に空港へ到着します。バスでJR函館駅で下車してホテルに荷物を預けます。
駅から徒歩5分という立地も紹介されています。
ホテル専用バスによる「函館ぐるぐるフリーパス」で周遊に出掛けます。
まずはベイエリアと元町エリア。
夕方チェックインして次は夜景の函館山。
夕食は大門横町へ。
余談ですが、最近大門界隈の飲食店の看板がいくつか新調され夜の活気が演出された気がします。
もしかすると星野リゾートが仕掛けたのかもと勘ぐってしまいました。
2日目は朝市めぐりで始まり、
大沼やトラピスチヌ修道院へ。
3日目は五稜郭を廻って帰路に。
案の定、「連泊」がしっかり取り入れられていますし、
大沼まで広げている点に注目です。
残念ながら大泉市長が力を入れたいと言われていた恵山エリアは含まれておらず、
これからの宣伝開発しだいかもしれません。
ただ函館観光をベイエリアと五稜郭に留めていないのは、さすが星野リゾートです。
ひとつ疑問に思ったのは市電の取り扱いです。
私は函館に住んでみて、いつもサンフランシスコとの対比を考えています。
市電については駅と観光エリアの繋がりが重要です。
その点からはサンフランシスコの市電の終点がフィッシャーマンズ・ワーフであるのに対して
函館であれば”十字街”が最も有望でしょう。
十字街電停からベイエリアに向けて散策です。
左手に函館山を望みながら港まで行き着けば、海と山が同時に視界に入ります。
散策の起点と言っても良いのが電停前のセブンイレブンです。
おそらくここはかなりの売り上げがあると思います。
ここまでOMO5函館について考えてみましたが、
明らかに旅行のターゲットは若い世代です。
少なくとも徒歩で自由に移動可能な体力もある人達です。
ただ観光地としては「連泊」とともに「リピーター」も重要です。
リピーターを獲得するためには
更なる街の魅力の発掘が必要だと考えます。
私は北海道新幹線が札幌延伸されれば、
先の函館旅行プランは
2日目が五稜郭、3日目が大沼で
最後に新函館北斗駅から夕方に札幌移動かと思っています。
北海道新幹線の函館ー札幌間はほとんどトンネルで
車窓の景色は望めない単なる移動経路です。
むしろ昼間の疲れた身体を車内で休めて札幌すすきのの夜で弾ける前準備です。
札幌はすでに何度でも行きたいリピート力を有しています。
函館は札幌に負ぶさるリピーター獲得も十分有りです。
7月6日に始まる新しい函館の夏に大いに注目します。
院長 小西宏明
2024-02-22 21:46:00
クリニックブログ
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