当院は完全予約制としており、今日は予約数が最多でした。
最終的に開院以来1日の外来数が最多となりました。
週明け月曜日ですので、初診希望のお電話も沢山頂戴しました。
看護師が内容を伺って緊急性がないと判断される場合は
後日の予約にして頂きました。
一方で血管疾患が疑われ診断を早く付けた方が良い症例は
夕方に予約の隙間時間を縫って拝見しました。
実は当日に診て欲しいというご要望は少なからずあります。
もちろん電話を下さった患者さんやご家族は当院の混雑状況を知るすべはありません。
当院も全体の予約数をみて、比較的空いている時間枠があれば、
出来るだけ当日に診察しています。
しかし今日のようにひとりの患者さんを数分刻みに診る予定となった場合、
とても割り込みで初診をお受けすることが困難です。
インフルエンザシーズンの休日当番のように
トイレにも行けない、お昼ご飯も食べられないなどというほどではありませんが、
じっくり診察して場合によっては検査まで行うほどの余裕が作れません。
他方で予約患者さんについては
予約枠30分以内に診察することを厳守しています。
昔「こんなに待たされては予約の意味がない」と叱られたこともあります。
知り合いの整形外科の先生は
出来るだけ当日診ようと夜10時過ぎまで診療されています。
ただこれは特殊な事例であり、
一般のクリニックで同じことは出来ません。
医師の負担もさることながらスタッフが家族と過ごせなくなるからです。
以前からブログでもお伝えしているように
当院の電話対応は看護師が行います。
おそらくほとんどの患者さんは受け付け事務スタッフと話していると思われるでしょう。
こうすることによって医学的見地から病状を聞き取ってトリアージするためです。
当日中に診た方が良いけれども当院での対応が難しい場合は
住所をお伺いして近くの医療機関をご紹介していますが、
ご不満そうな方も確かにおられます。
ただ心筋梗塞や不整脈が疑われて出来るだけ早く医師の診察を受けるべき場合、
近くで対応可能そうなクリニックへの紹介はご了解頂きたいと思います。
上記の整形外科のホームページには
診察まで何時間も何日も待たせてしまう事情について説明されており、
究極の理由は「医師は自分独りしかいません。」と言われています。
また医師の立場から言えば、
次々流れ作業的に診察していると何処かで見落としが出るものです。
大病院でCT検査や病理検査の見落としが問題となることがありますが、
一因は外来患者数が多すぎて検査結果にすべて目を通せなくなったことです。
さらに忙し過ぎて結果を読んでいるつもりでも頭に入っていないからです。
明日からテレビ放映されているように
コロナワクチンの定期接種が始まります。
函館市内は10月中旬かなと思いますが、コロナ感染者は若い世代を中心に蔓延しています。
症状が出るのは高齢者や有病者で、
いつどこで感染するかもうわかりません。
今後とも感染予防の観点から待合室が混雑しないように
完全予約制を継続したいと思います。
院長 小西宏明
2024-09-30 21:15:00
クリニックブログ
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