HOME医師のご紹介当院のご案内診療案内交通案内ギャラリー

クリニックブログ

令和7年 謹賀新年

令和7年 謹賀新年

明けましておめでとうございます。

2025年は昭和100年に相当します。
昭和生まれなので、通年した数字は重要です。
さらに平成なら37年になります。
ちなみに平成の年数の一桁目が令和に一致するので換算しやすいですね。

医師にとって患者さんの歳と性別(生物学的)は非常に重要で、
診断学における基本の”き”と言えます。
欧米であれば西暦ですから問題ありませんが、
和暦も使用する日本においては”換算”が必須です。

そして2025は少なくとも函館にいる医療関係者にとっての
”マジックナンバー”です。
今年が主たる急性疾患のピークだからです。
すなわち、肺炎、心不全、骨折、心筋梗塞、脳卒中など
入院、外来を通して患者数が最高に達します。

これは函館市の人口構成と年齢別疾患別の病気の発症率から
かなり高い精度で推定出来ています。
もちろん災害や大量の難民移民流入など特殊要因が働かないという前提です。

つまり今年は我々皆、頑張らなければならないということを意味するのが第一義。
と同時に来年からは患者数が減少に転じるというのが
表裏一体をなす”裏”の意味です。

特に病院幹部、経営者、行政関係者からしますと、
現実から目を背けられなくなりました。
実はこの試算は10年前からなされており、
残念ながらそれよりも速いペースで市の人口減少が進んでいます。

年初から暗い話題かと言えば、そうでもないのです。
このような状況を上手く取り込んでいくためのキーワードを2つ挙げたいと思います。

ひとつは「教育」であり、もうひとつは「トップの力量」です。
詳細については追々としたいと考えていますが、
教育は言うまでもなく、あらゆる状況に対応するための思考力、実行力の源です。
親が子に残せる最大の遺産は教育とも言われます。
原則、年功序列式に命は終わりますから、これからを中心となって生きていく子供達に
教育を提供していかなければなりません。

トップの力量とは世界各国のトップの交代を何世代にも経験すると
国の行く末の多くはトップの考え次第と実感しています。
寧ろ身近な組織のトップのことの方が合点されやすいはずです。
社長交代でV字回復なんて話は沢山あります。

函館市ならば大泉市長ですし
医師会ならば大原会長ですし
市立病院ならば森下院長、クリニックならそれぞれの院長です。

そして忘れてはならないのが、参謀の存在です。
米国なら大統領首席補佐官です。

今年は医療業界においては大きな節目であることは自明で、
叡智を結集させねばならないと思います。

下をみて、教育を
上をみて、トップのサポートを。

キョロキョロすることが今年のスタンスです。

院長 小西宏明

2025-01-01 20:52:00

クリニックブログ   |  コメント(0)

 

コメント

お名前
URL
コメント

地図はこちら

お問い合わせ、0138-83-2080
クリニックブログ
Page Top