SUUMO住みたい街ランキング2025首都圏版が発表されました。
今回注目されていたのは2位の大宮です。
横浜は不動の1位ですから。
私も大宮を良く利用していました。
もうイチ押しは駅ナカの充実ぶりです。特に飲食。
学会や会議で東京に行く場合、
必ず大宮は通過しますが、ある時期から大宮に通うことになりました。
それは子どもの塾です。
東京の中学受験の凄まじさは度々テレビなどでも取り上げられます。
おそらく小学生がいる親御さんなら少なからず意識されているはずです。
多くは小学校4年から塾に通い始めて受験を目指しています。
一方、大学病院があった栃木県は同じ関東圏であっても
ほとんど中学受験する子はおらず、
多くは中学から県内の有名高校を目指していました。
私は自分の経験からも自分の学力や能力に見合った、
またはそれ以上の場所で学業を修めるべきだと考えています。
うちは夫婦共働きであったため、必然的に子育てを分担していました。
夏休みも意図的に別々に取り、
それぞれが旅行に連れて行ったりしました。
その方が子どもは親と遊べる時間が増えるからです。
お陰で子どもの成長を逐一見ることが出来ました。
日常の些細なことから子どもの能力の一端をみていくうちに、
中学受験させることにしました。
仮にただの石ころであっても周囲に磨かれれば
ダイヤのように輝くことだってあります。
教育環境は非常に重要です。
4年生から電車に乗って1時間、大宮の有名塾に通いました。
最初は仕事を早く切り上げて大宮まで送り、
とんぼ返りして病院で仕事の続きをこなし、
再び夜に迎えに行きました。
ただ何回か通塾すると子どももひとりでJRで往復出来るようになりました。
実は東京ではひとりで公共交通機関を使って塾に通う子どもが沢山います。
それだけ日本は安全だということですが。
学年が上になると流石に夜も遅くなるため、
大宮まで迎えにいって、一緒に駅ナカで夕食をとって帰るようになりました。
その日の塾の内容とか、小テストの結果とか、30分くらいの食事でいろいろ話を聞くことができました。
今回の住みたい街について大宮が上位に上ってきた理由の1つに
交通の利便性とともに飲食店やショッピングの充実がありました。
確かに映像を見る限り、私が通った20年前よりももっと店舗は増えています。
特に東口周辺は当時まだ再開発の奔りの頃でした。
街が発展すると人が集まり、
人が集まると街もさらに発展します。
まだ大宮はマンションや一戸建てを手に入れることが出来る地区ですが、
これ以上街が充実すると地価や物価が高騰して
さらに郊外に向かっていかざるを得ないと思います。
函館はどうかとみてみると
街の中心から人はいなくなって郊外に移っています。
典型的なドーナツ化現象です。
実は大宮も都心部から見ればドーナツ化現象の結果で、
石川町や北斗市と同じと理解出来ます。
とすれば函館に必要なのは市の中心部への公共交通機関の充実とも言えます。
超高齢化が加速度的に進んでおり、交通手段の問題は益々重要になると思います。
院長 小西宏明
2025-03-06 20:22:00
クリニックブログ
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