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職住一体型賃貸マンション

職住一体型賃貸マンション

野村不動産が品川区に面白い賃貸マンションを開始していました。
昨今の東京の賃貸マンションやアパートの高騰を受けてのことです。

昔からの共同住宅の延長にあるもので、
共用スペースで勉強したり、炊事や食事、リビングの役割を担います。
バスやトイレはそれぞれの部屋ごとに設置されており、
生活に必要な最低限のスペースのみが個別に割り当てられている感じです。

確かに若い世代を中心とした忙しい方々にとっては
自宅は寝るためだけの場所としても良いくらいです。

駅近で居室機能を削ってでも
周辺よりも家賃が安価で、
さらに職住接近によって通勤時間が短縮されて睡眠時間を確保出来るメリットは甚大です。

私は研修医1、2年生の時は病院内の寮に住んでいました。
それこそ病棟と渡り廊下でつながった究極の職住接近でした。
部屋は2人で使用するもので、上下2段ベッドと机が2つだけ。
トイレ、シャワー室、洗濯室は共用ですが、
それほど不便は感じないばかりか、
いつでも病棟に行けたのは非常に楽でした。

研修医3年目からは各自で住まいを探す必要があり、
病院まで地下鉄で2路線約30分の所にしましたが、
通勤の車内では立ったまま寝て、
度々ガクッと膝折れして恥ずかしい思いをしました。

確かに若い時は自宅で寛げることよりも
いかに長く病院にいられるかが重要でした。
仕事が沢山あるのはもちろんですが、
様々な症例を経験出来たからです。

24時間働けますかは、今の時代に逆行しており、
決して望ましいことではありませんが、
この新しいタイプのマンションは目の付け所が良いと思いました。
野村不動産は都内の駅近に次々と物件建築を予定しているそうですが、
おそらく直ぐに入居者で一杯になるのではないでしょうか。

因みにこの品川区中延で家賃は9から11万。
これで周辺物件よりも5万円も安いという東京の賃貸事情は想像”異常”です。

似た現象は近々には地方の中心都市にも波及するかもしれません。
大阪、名古屋、福岡、札幌、不動産の状況に注目です。

院長 小西宏明

2025-04-08 14:43:22

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