オレオレ詐欺に代表されるように我々は”仕組まれた企て”に
はまりやすいものだと思っています。
相手がどんな意図を持っていようとも、
必死であることに違いありません。
選挙が公示され、SNSやネットで流れている情報に対して注意喚起されています。
その発信元はどこか、内容が本当に正しいかどうか、情報操作されていないかです。
物事を相手に伝えて信用させることはとても難しいが故に知恵を絞っているわけです。
もしそれが悪事なら”騙す”だし、
良い事なら”信頼を得る”と言えます。
少々大雑把な見方かもしれませんが、
相手の心に入り込むという意味では共通していると思います。
他方、受け止める側で言えば、
悪いことなら「騙されてしまった」となりますし、
良いことなら「信頼した」となります。
これを表にまとめてみます。
このような2×2の考え方は非常に物事を整理しやすい手法で
私のあらゆる思考の原点にあります。
| |
善 |
悪 |
| 発信者 |
信頼を得る |
騙す |
| 受け手 |
信用する |
騙される |
余談ですが、これを学んだのは留学先のリサーチミーティングでした。
動物実験では条件を出来るだけ簡略にして結果を評価しやすくすることが王道です。
2つのグループ分けと2つの条件設定が実験の初歩です。
我々の日常生活、社会生活は常に自分と相手とのコミュニケーションの連続と言えます。
言うまでもなく”悪”についてやり取りすることは論外ですが、
”善”についてであっても相手との信頼関係構築に重要なことは
「どちらを優先しているか」です。
これを説いているのが京セラの故 稲盛和夫氏です。
すなわち「利己の心と利他の心」です。
自分だけよければ良いが”利己”、
自分を犠牲にしても他人を助けようが”利他”です。
目が他人にばかり向いているいれば利己に陥ります。
自分が正しい、相手がおかしい。
他人の目で見ることが出来るのが利他です。
相手の立場にたって考える。
敢えて私はもうひとつの要素を挙げたいと思いますが、
それは立ち止まることです。
ひと呼吸置く、反射的に判断したり行動しない。
発信者も受け手も、
内容が善であっても悪であっても、
鵜呑みにしない、即決しない。
衝動買いの注意と同じです。
一度お店を出て一廻りしてから決める。
ネットショッピングなら、ひと晩おいて翌日ポチッとする。
人と人なら、その場でキレたりしない、
カッとならない、ブチ切れない。
グッと自分の感情を抑える。
そして大切なのは誰かに相談することです。
他人は全く違う考えをもっていますし、
少なくとも自分よりは冷静であるはずです。
情報過多、ストレス過剰な世の中であるが故に
「立ち止まる、相談する」の有り難さがわかるはずです。
かく言う私も3回、失敗しました。
「言うは易く行うは難し」
院長 小西宏明
2025-07-04 21:09:00
クリニックブログ
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