日々次々と発生する資料、通知文などには頭を悩ませ続けています。
とりあえずサッと目を通して緊急度に応じて整理して保管します。
この類いの整理術や整理用品も沢山紹介されていますが、
未だになかなか決め手に欠くのが実情です。
こういった資料は、締め切りがあるなど内容の急ぎ具合と
何に関するものかという大きく2つの要素で分類出来ます。
若い頃は仕事のほとんどは診療のみでしたので、
プライベートと仕事に関係するものに分けて、
それぞれ締め切り順に整理すればだいたい問題ありませんでした。
しかし歳とともに仕事内容が多岐に亘ると
「何に関する」という項目が非常に増えてしまいました。
例えば開業したことで教育や研究に関するものは一旦リセットされましたが、
今は診療以外で大きなウエイトを占めてきたのが
医師会関連事項と経営に関係することです。
これらは大学病院勤務時代には無かった内容です。
兎にも角にも緊急度を縦軸に、内容を横軸に据えると
横軸だけがドンドン伸びてしまっている状況です。
それにプラスして整理を複雑化しているのが情報のデジタル化です。
メールで資料や通知が次々と届きます。
期限付きのものも稀ではなく、
紙媒体と違って画面をスクロールしないと全容が把握出来ない場合も多々あります。
故に大きなモニターにして資料全体を一目で見渡せるようにしている人もいます。
今日から診察室にこれを取り付けました。

通知や手紙、資料を分類するケースで、
私は上から緊急度順にしています。
これも実は長く使っていると難点もあります。
同じポケットに入れるものが増えてしまうと
毎回確認しなければならないのです。
例えばポケットの手前からさらに細かい重要度順にするとか、
対策はあると思いますが、
なかなか手間を惜しんでしまいます。
少なくともこの類いの製品が好きなのは
見た目がスッキリして
さも頭が整理されているかのようになって気分が良くなるからです。
要するに”見た目”優先です。
余談ですが、実は見た目は大切です。
我々、汚いより綺麗が良いですし、
ゴタゴタしているよりも整理整頓されている方が心地良いと思います。
部屋だって机の上やタンスの中だって、そうです。
同様の製品で布製のものや逆にもっと作りが頑丈なものもありますが、
この製品はポケット毎に色分け出来て全体にシンプルでスッキリした感じです。
恰も資料が綺麗に分類整理されているかのように見せてくれます。
誰しも気付いていることだと思いますが、
整理整頓とは最後に不要なもの、終了したものを捨てることです。
分類して終わっていたら、資料は無限大に増えますから。
こんな紙の資料でさえも、
「いつか必要になるのではないか」と悩んで捨てられず
あっと言う間に1年経つこともあります。
原則、毎日増えた分を捨てていけば、
いつでもスッキリ整理状態を維持出来ます。
こんな簡単なことが出来ないで早うん十年です。
今年も年末年始に大量のゴミを出すことになりそうです。
院長 小西宏明
2025-10-03 21:06:00
クリニックブログ
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