サッカーや野球は決して詳しい方ではありませんが、今日は少しブラジル戦を観ていました。
予選リーグから感じていたのですが、昔の日本代表とはどこか違う印象を受けます。
聞けば、代表メンバーのほとんどが海外リーグでプレーしている選手だそうです。普段Jリーグではなく、世界のトップレベルの環境で戦っていることが、試合内容にも表れているのかもしれません。
スポーツに限らず、「本場」で学ぶことは非常に重要だと考えています。
もちろん、本場とは海外だけを意味するものではありません。国内にも、その分野を代表する施設や地域があります。
私は心臓血管外科医を志した時、手術症例が豊富で、幅広い診療科を経験できることから、大学病院ではなく虎の門病院の外科研修医を受験しました。
そこで経験したことは、40年経った今でも医師としての土台になっています。
心臓血管外科では、毎日のように同じ術式を繰り返し行い、高いレベルで標準化された医療を学ぶことができました。
また、虎の門病院は当時としては先進的な循環器センター方式を導入していました。
内科医と外科医が一つのチームとして診療に当たり、患者さんにとって最適な治療法を一緒に考える体制です。
現在では全国の病院で当たり前になった「センター化医療」ですが、当時は非常に新しい取り組みでした。
診断は内科、手術は外科という役割分担だけではなく、それぞれ異なる視点から病気を評価することで、より正確な診断と適切な治療方針につながります。
私自身も、こうした環境の中で多くを学びました。
本場で得られるものは、決して技術だけではありません。
物事の考え方、取り組む姿勢、チームワーク、そして仕事に向き合う価値観まで自然と身に付いていきます。
昔は「地方から東京へ、そして海外へ」とよく言われました。
私自身もその道を歩んできました。
一方で函館へ来てからは、北海道は地元志向がとても強い地域だと感じています。
もちろん、それは決して悪いことではありません。
しかし、一度外へ出て違う環境を経験することで、初めて地元の良さや魅力が見えてくることもあります。
インターネットによって世界中の情報を簡単に得られる時代になりました。
それでも、実際にその土地へ行き、その空気を吸い、その文化に触れて得られる経験には敵いません。
だからこそ、特に若い世代には、学生時代でも社会人になってからでも構いませんので、一度は北海道の外で生活し、学び、働く経験をしてほしいと思います。
その経験は、きっと故郷へ戻った時、自分自身をさらに成長させてくれる財産になるはずです。
院長 小西宏明
2026-06-30 21:20:00
クリニックブログ
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