今月からパスポートの申請費用が引き下げられました。
一方で、木原官房長官からは、夏休み前は申請が集中するため、発行まで1か月程度の余裕を見てほしいとの説明がありました。夏休み直前になって慌てて申請する方も少なくないのでしょう。
しかし、この夏の旅行者数は、物価高や航空機の燃油サーチャージの上昇などの影響もあり、海外旅行だけでなく全体として減少傾向にあるそうです。
子どもがいる家庭にとって、「夏休みに家族旅行」はできれば実現したい行事の一つではないでしょうか。
息子が中学生の頃、同級生のご家族で「子どもが学生のうちに47都道府県すべてを訪れる」という目標を立てて旅行されている方がおられました。
日本はカリフォルニア州ほどの面積しかありませんが、南北に細長く、四季があり、各地に名所旧跡や豊かな自然があります。
一方で国土の約7割が森林ですから、計画的に旅行しなければ、47都道府県を制覇するのは決して簡単ではありません。
私自身は、実家が自営業だったこともあり、家族で宿泊旅行へ出掛けた記憶はそれほど多くありません。
その中で最も印象に残っているのは、中学1年生の夏に母と二人で訪れたハワイです。
父は仕事が忙しく、ゆっくり旅行できる状況ではありませんでした。また当時は変動相場制へ移行した直後で、第一次オイルショックの影響もあり、1ドル290円前後という不安定な時代でした。
家族5人で海外旅行へ行くのは、経済的にも簡単ではありません。
それでも父は、「若いうちに海外を見せておきたい」と強く勧めたそうです。
当時の私は英語を習い始めてまだ4か月ほどでした。
現地の英語は言葉というより、ただの「音」にしか聞こえませんでした。
それでも無謀にもビーチで現地の子どもへ話し掛けたのですが、全く相手にされませんでした。
今思えば、近くに親御さんがいたら、不審者と思われても仕方がなかったかもしれません。
今となっては苦い思い出ですが、それも旅だからこその経験です。
私は、旅行は国内であれ海外であれ、宿泊であれ日帰りであれ、「非日常」に身を置くことに大きな意味があると思っています。
旅の楽しみは、「食べる」「買う」「観る」だけではありません。
普段とは違う土地で、違う文化や習慣、人々に触れ、自分自身がどのように適応できるのかを知る機会でもあります。
つまり、旅は自分の力量を知る機会なのです。
「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがあります。
本来は親が子どもを世の中へ送り出す意味ですが、大人になってからは、自分自身を成長させるために旅へ出るという解釈もできるように思います。
親はいつまでも子どもの面倒を見てくれるわけではありません。
社会人になれば、自分の力で考え、行動し、生きていかなければなりません。
その意味でも、自分をあえて非日常へ置く旅は、人を成長させる大切な機会だと思います。
もっとも、この夏はホルムズ海峡情勢の影響もあり、燃油サーチャージの高騰には驚かされました。
開業してからは、お盆休みくらいしか長期休暇を取れません。
海外旅行は2019年の社員旅行以来、ご無沙汰しています。
また少しずつ旅行資金を貯めて、いつの日かスタッフみんなで海外へ出掛けたいと思っています。
院長 小西宏明
2026-07-02 22:33:26
クリニックブログ
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