トイザらスがドン・キホーテ傘下に入ることになりました。アメリカではすでに経営破綻し、日本では「日本トイザらス」として運営されてきましたが、背景には収益の減少があり、その要因の一つとしてネット通販の普及があるそうです。
自分の子どもは成人し、今では孫の誕生を待つ世代になりました。最近の子どもたちは何で遊んでいるのか。私のイメージでは、昔ながらのオモチャよりデジタルデバイスなのではないでしょうか。
映画「トイ・ストーリー5」でも、昔ながらのオモチャが置き去りにされ、タブレットでゲームやSNSを楽しむ様子が描かれています。
男の子はプラレールやミニカー、女の子はリカちゃん人形――そんな時代は、少しずつ過去のものになっているのかもしれません。
トイザらスには本当にお世話になりました。節目節目にオモチャを買いに行き、何よりクリスマスには毎年通いました。サンタ役も大変でした。
息子はプラレールとトミカが大好きでした。電車や車に話しかけながら遊び、踏切では電車と車が交錯するため大盛り上がり。最初は「電車が来たら車は止まる」という遊びだったものが、慣れてくると電車と車が衝突し、パトカー、消防車、救急車まで登場します。
しかし、これは単なる「ごっこ遊び」ではありません。遊びながら、物の配置や順序、秩序と混乱、そして作ることと壊すことを体験しているのです。
世の中には、長所と短所、善と悪、光と影があります。一方だけではなく、その両方を知ることで、物事を多面的に考える力が育つのではないでしょうか。
そのためには、五感を使うことも大切だと思います。触る、動かす、並べる、壊す、音を聞く。デジタルデバイスでは目と指を中心とした体験になりやすく、「偏りが偏りを生む」ことにならないか、少し気になります。
ネット通販は確かに便利です。しかし、実店舗で実物を見て、触って、選ぶことにも意味があります。
たかがオモチャ、されどオモチャ。
トイザらスのような「子どもが五感で遊べる場所」が、これからも残ってほしいと思います。
院長 小西宏明
2026-09-29 21:57:00
クリニックブログ
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